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改めて思い知った“ジョッキー・武豊”のすごさ! 関西騎手クラブ旅行記・第二弾

  • 2019年04月23日(火) 18時01分
太論

▲武豊のすごさを思い知った小牧騎手


関西騎手クラブ旅行記・第二弾! 2日目の昼間は3グループにわかれての行動で、小牧騎手は観光組を選択。初日の夜に続き、武豊騎手と行動を共にしたそうですが、そこで改めて“ジョッキー・武豊”のすごさを思い知ったそうです。はたしてその出来事とは!?(取材・文:不破由妃子)


やっぱり“武豊”は違う──全国区を思い知ったわ(笑)


──前回に引き続き、騎手会の旅行のお話を。2泊3日の旅程でしたが、2日目の昼間はどう過ごされたんですか?

小牧 昼間はゴルフ組、釣り組、観光組にわかれてね。僕は前の晩に飲んで疲れることがわかっていたから、迷わず観光組や(笑)。

──どちらに行かれたんですか? やっぱり定番の松山城とか?

小牧 いや、渦潮を見る観光船に乗ろうやっていうことになって。それで港まで行ったんやけど、なんや寒くてね。豊くんと康誠と国分と僕の4人は、「飲みながら待っときます」ということで、船に乗るのを拒否した(笑)。で、4人でみんなを待ちながら飲んでいたら、豊くんの周りに観光客が集まる集まる! 僕や康誠には見向きもせえへんのにね(笑)。集まってきた人たちのために、国分が一生懸命に写真を撮ってあげてたわ。

──恭介さんですか? それとも優作さん?

小牧 優作……いや、どっちだったかな。まぁどっちでもいいやん(笑)。

──よくないし…(苦笑)。それにしても、その待機組はなかなか重厚なメンバー構成ですね。

小牧 年齢がいってる僕らの特権やね。豊くんは「なんか小牧さんが『寒いからここで休憩したい』って言ってますよ」って僕のせいにしとったけど(笑)。それにしても豊くんはすごいね。全国区を思い知ったわ(笑)。

──ついこの前、「最近はマスクをしていないと歩かれへん…」という話をしたばかりですけどね。

小牧 そうやったね。でも、その話をしたことを忘れててん。で、この前、服部先生の奥さんから「ちゃんとマスクをしておいてくださいよ」っていうメールが入っていて、厩務員さんからも「小牧さん、ちゃんとマスクをしておいてくださいよ」って言われて。「なんで?」って聞いたら、「いつも見てますよ!」って(笑)。それで『太論』でそんな話をしたことを思い出したんですわ。でもまぁ競馬圏から一歩出れば、マスクなんていらへん(笑)。僕も声を掛けられることが増えたのは確かやけど、豊くんを見たらそんなん比じゃないわ。まぁ当然やけどね。

──気づかれなければ気づかれないで、ちょっと寂しかったり?

小牧 寂しいことはないけどね。とにかく4人でいても、「一緒に写真を撮ってください」と言われるのは豊くんだけ。で、たま〜に「みなさんも一緒に」って言われたりしてね。そのときに「お名前は?」って聞かれたんやけど、康誠は「安藤です」とか言ってるし、僕は僕で「岩田です」とか言って。虚しくて笑えるやろ(笑)。

──悪い人たち(笑)。そういうとき、武さんはすべての人に笑顔で応じるんですか?

小牧 もちろんや。大変やなぁと思って見ていたけど、ホンマに偉いよね。やっぱり“武豊”は違うわ。なんかつくづく思ったね。

──観光船に乗ったジョッキーたちを待ちながら飲んでいたということは、結局、観光らしきことはしなかったんですか?

小牧 いや、バスで1時間半くらいかけて「しまなみ海道」に行ったよ。むっちゃキレイやった。あとは温泉を十二分に堪能した。道後温泉に行ったのは初めてやったんやけど、初日もゆっくり入ったし、2日目の朝もひとりで朝6時くらいからゆっくり温泉に入りましたわ。もうね、2泊3日のあいだに何回も入った。色や匂いに特徴があるわけではないけど、熱めのお湯でサッパリするというか、いいお湯やったね。

──それにしても、騎手クラブの旅行からは毎回面白いエピソードが生まれますねぇ。

小牧 関西騎手クラブの旅行はホンマに面白いよ。予算的に2年に1回なんやけど、「もう毎年行こうや」って話してるくらいや。

太論

やっぱり“武豊”は違うわ。

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1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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