NHKマイルCは昔からデピュティミニスター系の血を引く馬が好走するレースで、最近も父クロフネのアエロリットとクラリティスカイが勝ち、母父フレンチデピュティのレインボーラインとミュゼスルタン、母父ゴーストザッパーのギベオンと毎年馬券に絡んでいる。他ではケイアイノーテック、メジャーエンブレム、ミッキーアイル、ギベオン、リエノテソーロ、ロードクエスト、アルビアーノと、ダンジグの血を引く馬も5年連続で連対している。(解説:望田潤)
アドマイヤマーズ 母ヴィアメディチはリウレイ賞(仏G3・芝1600m)に勝ち、母父メディチアンはエクリプスS(英G1・芝約10F)に勝った。クロスがヘイロー3×5・5で、母系にアリシドンやルファビュリューが入り、母父が中距離型という堂々のダイワメジャー黄金配合だ。皐月賞は2000mで折り合いを気にしたのか消極的な運びだったが、マイルのHペースならばメジャーエンブレムのように正攻法でねじ伏せたい。
距離○ スピード◎ 底力◎ コース○
イベリス ベルカントの半弟で、近親にクイーンズランドオークス2着ラスサラーなどが出る牝系。母父ボストンハーバーは北米2歳チャンピオン。カナロア産駒は追って味があるタイプが多いが、本馬はベルカントやクロコスミア同様、ボストンハーバーの軽いスピードが母父に入るのでフワッと先行する脚質になった。体型からもベストは1400mと思われるだけに、ここはできるだけスローに落として先行したい。
距離○ スピード◎ 底力○ コース○
ヴァルディゼール ゴットフリートやマデイラの甥。セックスアピールにさかのぼる名牝系で