地方競馬出身、所属の馬たちが平成の競馬を盛り上げた

　「平成最後の…」というフレーズが頻繁に使われたこの1カ月。現実として、あと数日となると、新しい時代を迎えることの高揚感があります。昭和から平成になる時とは全く違い、心の準備がしっかりできた状況での移り変わりということも、気持ちに変化があるのでしょう。

　先日、私が月2回ペースで出演させて頂いている、グリーンチャンネルの「KEIBAコンシェルジュ」という番組で、「平成の名馬ベスト3」というコーナーがありました。この日は出演日ではなかったんですが、コンシェルジュ全員のベスト3を提出することになっていました。昭和の時代から競馬を観ている身なので、当然ながら30年4カ月の平成は、すべてのレースを観てきましたから、その中で3頭に絞らなければならないというのは相当悩みました。

　ただ、この前日に一緒に出演した須田鷹雄さんが話していましたが、「こういうテーマは、自分の中である基準を設けるしかない」という意見は全く一緒。その基準が各々違い、6人のコンシュルジュが思いを馳せるベスト3が発表されました。

　私の基準は「自分の人生に変化をもたらし