断然人気だが血統面でも逆らえない
先週のクイーンエリザベス2世Cは◎ウインブライトが快勝。京都最終もナカヤマフェスタ産駒(推奨馬)のスズカフェスタが2着に入り、ステイゴールドの血だけで稼ぐことができました。
まさに「1頭の種牡馬を覚えるだけで勝てる」先週の競馬でしたが、今週のNHKマイルCで注目の血統はヴァイスリージェント。
NHKマイルCは20年近く前からヴァイスリージェント系が強いレース。
2001年のNHKマイルはヴァイスリージェント系のフレンチデピュティ産駒クロフネが1着。2着も13人気のグラスエイコウオーが2着。その前年の2000年もヴァイスリージェント系デヘア産駒のトーヨーデヘアが5人気で2着。
【厳選・勝負予想!】亀谷敬正のNHKマイルC予想を公開予定! 2007年に17人気で優勝したピンクカメオもフレンチデピュティ産駒。2015年、2017年はクロフネ産駒が優勝(2016年は出走せず)。
昨年も2着のギベオンは母父がヴァイスリージェント系のGhostzapper。
ただし、今年は父か母父がヴァイスリージェント系産駒の出走はなし。3代血統表にヴァイスリージェント系種牡馬を持つのはグルーヴィットのみ。
父はロードカナロア。アーモンドアイ、サートゥルナーリアを出し、早くも超一流種牡馬の地位を確立。1200mをレコードタイムの1分6秒7で優勝。NHKマイルと同コースの安田記念も1分31秒5で優勝。スプリント指向のスピードと東京マイル適性が強いタイプはNHKマイルに最適。父馬も当レース向きの種牡馬。
過去10年の種牡馬成績を見ると、このレースでも最多の3着以内馬を出しているのはディープインパクト。結局、昨年もディープインパクト産駒のワンツー。
グランアレグリアは父がディープインパクト。母父はエーピーインディ系のタピット。芝のレースもダートのレースもヴァイスリージェント系が走りやすい馬場、レースはエーピーインディ系も走りやすい傾向にあります。
エーピーインディ系もヴァイスリージェント系も米国で発展した系統。高いレベルのスピードの持続距離に長けた血統。
エーピーインディ産駒のシンボリインディも当レースを優勝。管理調教師はグランアレグリアと同じ藤沢調教師。
おそらく断然人気でしょうが、血統面でも逆らえません。
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