過去5年の勝ち馬4頭(ジュールポレール、アドマイヤリード、ストレイトガール、ヴィルシーナ)は、いずれも父系がサンデーサイレンスで、母系にスペシャル牝系の血(ヌレイエフ、フェアリーキング、ナンバー、サッチなど)を持つ。またストレイトガール以外の3頭はミスタープロスペクターの血も引いている。今年の登録馬でこの3血脈を併せ持つのは、カンタービレ、プリモシーン、メイショウオワラ、ラッキーライラック、レッツゴードンキの5頭。(解説:望田潤)
アエロリット ミッキーアイルやラッキーライラックの近親で、クロフネ産駒で牝系がマイジュリエットというのはテイエムジンソクと同じ。この牝系らしい一本気なスピードが武器で、前後半46.8-45.5の18年ヴィクトリアマイルよりも45.5-45.8の18年安田記念の内容が良かったように、緩めず平均ラップでゴリ押ししたほうが味があるタイプだ。ナスペリオン的なストライドで走るので、同じマイル戦ならば京都より東京がベター。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
アマルフィコースト 母ジプシーハイウェイはミエスク賞(仏G3・芝1400m)2着で、その母ローズジプシーは仏1000ギニー馬。ダイワメジャー×ハイチャパラルはシゲルピンクダイヤと同じ。母はサドラー系×ダンジグ系だからメジャーエンブレムとも似た輪郭の配合だ。もともとスプリンターというよりマイラーというべき血統で