スマートフォン版へ

【ヴィクトリアマイル】サンデー+スペシャル+ミスプロ この3血脈が強い牝馬のマイルG1

  • 2019年05月05日(日) 18時00分
過去5年の勝ち馬4頭(ジュールポレール、アドマイヤリード、ストレイトガール、ヴィルシーナ)は、いずれも父系がサンデーサイレンスで、母系にスペシャル牝系の血(ヌレイエフ、フェアリーキング、ナンバー、サッチなど)を持つ。またストレイトガール以外の3頭はミスタープロスペクターの血も引いている。今年の登録馬でこの3血脈を併せ持つのは、カンタービレ、プリモシーン、メイショウオワラ、ラッキーライラック、レッツゴードンキの5頭。(解説:望田潤)


アエロリット
 ミッキーアイルやラッキーライラックの近親で、クロフネ産駒で牝系がマイジュリエットというのはテイエムジンソクと同じ。この牝系らしい一本気なスピードが武器で、前後半46.8-45.5の18年ヴィクトリアマイルよりも45.5-45.8の18年安田記念の内容が良かったように、緩めず平均ラップでゴリ押ししたほうが味があるタイプだ。ナスペリオン的なストライドで走るので、同じマイル戦ならば京都より東京がベター。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎

アマルフィコースト
 母ジプシーハイウェイはミエスク賞(仏G3・芝1400m)2着で、その母ローズジプシーは仏1000ギニー馬。ダイワメジャー×ハイチャパラルはシゲルピンクダイヤと同じ。母はサドラー系×ダンジグ系だからメジャーエンブレムとも似た輪郭の配合だ。もともとスプリンターというよりマイラーというべき血統で

続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング