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上位勢の実力拮抗で難解なヴィクトリアマイル

  • 2019年05月10日(金) 18時00分

阪神牝馬S上位組は基本的に推したいが…


 見るからに難しそうなヴィクトリアマイル。ミナレット(2015年18番人気3着)ほど破壊力のある穴が出るかはともかく、なにかしらひねった予想は必要になりそうだ。

 過去の実績がある馬で、良い流れで来ている馬といえばミッキーチャーム。秋華賞はとんでもないのが1頭いただけ、中山牝馬Sは強い馬が上位に来るとは限らないレース……と考えれば今回は普通に買いやすい。阪神牝馬Sが1600mになってから本番と繋がりやすくもなっている。

 阪神牝馬S上位組は基本的に推したいのだが、アマルフィコーストは1200〜1400mを中心に使われてきたので距離が少し不安ではある。ただ先週もダイワメジャーが勝ったところだし、「前走人気薄好走、今回も人気薄好走」ということはありうる。

 ミエノサクシードも6歳という年齢にさえ目が行かなければ、普通に馬券圏内を期待したくなる馬。成績に年齢の影響が表れてはいない。

 阪神牝馬Sの負け組ではラッキーライラックが上位人気になりそう。かつての強さを考えると当然だし、前走は展開に泣かされた面もある。ただ逆にいうと、地力だけで馬券圏内というわけにもいかない。どんな競馬もできる馬なので、逆に「今回は好位を取ったら差し競馬」というような可能性もある。できれば運にも恵まれて復活してほしいが……。

 レッドオルガもその決め脚を考えると東京替わりは良さそう。道中それなりの位置で進めることができたら面白い存在だ。カンタービレが中団かそのやや前くらいになると思うので、その後ろくらいが理想か。

 コース替わりということでは、アエロリットの東京コースは誰でも分かるように歓迎材料。ペガサスターフのときは雨も降ったし、とにかく適性として合うものがなにもなかった。あとは馬の心身コンディション。間隔をおいたのでフィジカルは大丈夫だと思うが、単騎で長距離遠征をしてつらい競馬をした後、というのはちょっと心配でもある。

 他の組では、プリモシーンが上位人気に食い込みそう。時計勝負歓迎なので、週末晴れそうなのは好材料。この馬も置かれすぎる形は避けたい。個人的には単で狙うタイプではないと思うが、血統のポテンシャルもあるので怖い存在だ。

 前走重賞勝ちで今回あまり人気にならなさそうなのがフロンテアクイーンとデンコウアンジュ。この2択なら個人的にはデンコウアンジュ。馬の問題というよりはステップにしてきたレースの問題。デンコウアンジュは一昨年のこのレースで好走しているということもある。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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