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先週の結果から1年後のドラフト戦略をイメージする(須田鷹雄)

  • 2019年06月04日(火) 18時00分

ノーザンファーム生産馬はクラブが本当に狙い目?


 今回は、1年覚えておけるかどうか分からないが、開幕週の結果から指名技術の覚え書きのような話を書いてみたい。

 今年の新馬戦開幕週は、評判馬のリアアメリアが圧勝する一方で、日曜の5Rではサリオスが人気を覆してアブソルティスモを抑えた。6Rはノーザンファーム産馬の1,2,3着だったが、人気順の決着であると同時にクラブ馬・セリ馬・繁殖預託馬の組み合わせだった。

 個人的に意外だったのは日曜東京5Rで、そもそもクラブ馬の有力馬どうしが初戦からかち合うのは珍しい。

 サンデー・キャロット・シルクの馬が6〜7月の新馬戦で2頭以上出走したケースは2014年以降28例目で、過去27例のうちワンツー決着は一度しかなかった。そのため、今回も1,3着に割れる形を想定し、netkeibaの予想でもそういう買い目(馬単の2着をひねる)を出して皆さんにご迷惑をおかけした次第である。

 今後このようなケースが増えてくると、ますますノーザンファーム系クラブの早期デビュー馬を狙うことのリスクが低くなる(負けても2着と考えれば)。一方で、具体的にデビューが見えているうちの「人気の無い側」をドラフト下位で狙うという発想も出てくるだろう。

 この日曜東京5Rを勝ったサリオスについては、以前本欄で書いた「今年はディープインパクトとハーツクライが入れ替わった配合が勝負の鍵となる」という話に該当する1頭でもあり、ハーツクライに肯定的な指名をしている自分としても安心できる結果であった。

 一方、日曜東京6Rを見ると、やはりクラブ馬を指名したほうがいいと思ってしまうが、果たしてそうなのか。2014〜18年の6〜7月に行なわれた新馬戦だと、ノーザンファーム生産馬は

データ

 セール馬不利に見えるが、これは同じカテゴリで複数頭出しになりやすい(そうなるとそもそも勝率50%や33.3%が上限の戦いになる)せいもある。また、一番下の段にあたる、馬主が繁殖牝馬を所有している馬の産駒はクラブ馬より走っている(こちらは同一カテゴリの複数頭出しが該当期間29頭のうち2レース4頭にしか発生していない)。

 クラブ馬とオーナーズを比較すると、おそらくドラフト時点ではクラブ馬のほうが人気があるはず。それでいてこの成績なら、少なくともドラフト下位で早期デビュー馬を狙う場面においては、クラブ馬人気の逆を突いてオーナーズや個人馬に行くという狙い方もあるのではないだろうか。

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