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ノンコノユメとエピカリス、調教試験合格!

  • 2019年06月10日(月) 18時00分

ビッグネームたちのレースで走る姿が、今から待ち遠しい


 美浦の加藤征弘厩舎所属だったノンコノユメ(大井・荒山勝徳厩舎)が、南関生活をスタートさせたことはお伝えしました。

 フェブラリーSの際に枠内駐立不良で発走調教再審査を科せられたため、南関では調教試験に合格しなければレースに出走することができません。6月7日に大井競馬場で実施した調教試験に登場。

当日の調教試験出走組の結果。リスタート組の名前がたくさんあります


 ここには、美浦の荻原清厩舎所属だったエピカリス(大井・藤田輝信厩舎)も出走してきました。エピカリスは昨年7月31日の大井競馬場のレースを最後に実戦からは遠ざかっていて、半年以上お休みをしている馬も調教試験に合格しなければレースに出走することができません。

▼大井競馬場のYouTubeで、その動画を見ることができますよ。
https://www.youtube.com/watch?v=ZQ_MHdKimfI

 まさか、ノンコノユメとエピカリスの豪華な直接対決を、調教試験で見られるとは……。南関の宝馬だったナイキアディライト産駒のケンコンイッテキ(美浦・田島俊明厩舎→大井・米田英世厩舎)も仲間入りをしています。

 調教試験は、エピカリスがハナを切っていくと徐々に後続との差を広げていき、最後は大きく突き放す圧巻の内容で1着。1200m1分14秒9で駆けました(合格タイムは1分24秒0)。ゲートが最大の課題だったノンコノユメも無事にクリアし、道中は後方から、最後の直線では大きく外を回って余裕たっぷりの2着。

 エピカリスに騎乗した御神本訓史騎手は、「今日は負荷をかけてくれということだったので、それなりにスピードは出していきました。前に比べると、だいぶ身軽くなってハリも出てきています。現状ではいい仕上がりできているので、このまま順調にいって欲しいですね」とのこと。

エピカリスは昨年7月31日以来。最後のレースは524キロでしたが、調教試験時は528キロでした


 ノンコノユメの手綱を取った真島大輔騎手は、「今日は着順などは関係なくて、合格すればいいという試験なので、まずは受かったことがよかったです。ゲートも我慢をしてくれて、道中はとぼけていてまだ本気を出して走っていないようですが、外々を回りながら迫力はありました。トモの緩さはありますが、馬も元気で年齢は感じさせないし、これからよくなっていきそうですね」とのこと。

ノンコノユメの着用しているメンコは、荒山厩舎の馬たちがみんな着用している調教用メンコ。荒山調教師の騎手時代の勝負服カラーです


 ノンコノユメは6月26日の帝王賞(大井・2000m)から始動予定ですが、エピカリスの次走は調教試験直後のお話では未定ということでした。

 まずは調教試験に合格しなければレースに出走することができないために、2頭ともレースに出走するための準備が着々と整えられていて何よりです。ビッグネームたちのレースで走る姿が、今から待ち遠しいですね。

 次回のリスタートは6月24日(月)にお会いしましょう!

南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。南関東競馬公式ウェブサイト内・南関魂、大井競馬ホームページ、サンケイスポーツ、楽天、ウェブハロン、ターファイトクラブ会報誌、馬事通信など。

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