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売り上げが大幅に伸びている今年のホッカイドウ競馬

  • 2019年06月12日(水) 18時00分

4回開催いずれも前年の売り上げを上回る


 6月6日(木)、門別で恒例の交流重賞「第23回北海道スプリントカップ」が行なわれた。中央からの遠征馬4頭を含む16頭が顔を揃えたが、例によって馬券は中央馬から売れ、1番人気〜4番人気までを中央馬が独占した。過去22回中、地元ホッカイドウ競馬所属馬が勝ったのはわずか1回のみ(2000年、オースミダイナー)で、それ以降ずっと中央馬が勝ち続けている。

生産地便り

門別のパドック風景

 今回は、ヤマニンアンプリメを筆頭に、シュウジ、ノボバカラ、タテヤマが中央勢として参戦し、大井からショコラブランも遠征してきた。迎え撃つ地元道営勢は、11頭。ヤマニンアンプリメが2.2倍、シュウジが2.7倍、タテヤマが6倍、ノボバカラが7.7倍と中央勢4頭が10倍を切り、大井のショコラブランが11.8倍で5番人気である。以下は地元勢だが、6番人気タイセイエクレールでも61.6倍と、人気が大きく開いた。

生産地便り

メインレース直前のスタンド風景

 2コーナーポケットからの発馬となる千二戦。1着賞金は2200万円。やや霧が出て、馬場状態は稍重の発表であった。レースはシュウジ(三浦皇成騎手)が引っ張り、ショコラブラン(森泰斗騎手)、ノボバカラ(阿部龍騎手)、ヤマニンアンプリメ(岩田康成騎手)が続く展開となったが、直線でヤマニンアンプリメが抜け出し、地元勢メイショウアイアン(落合玄太騎手)に3馬身差をつけ難なく先頭でゴール板を駆け抜けた。

生産地便り

レースを制したのは、中央勢であり1番人気のヤマニンアンプリメ

 ヤマニンアンプリメは牝5歳鹿毛馬。父シニスターミニスター、母ヤマニンエリプス(母の父サンデーサイレンス)、馬主は土井肇氏、栗東・長谷川浩大厩舎所属、鞍上は岩田康成騎手、浦河・廣田伉助牧場の生産馬。2月17日京都・大和ステークスを制した後、3月21日高知・黒船賞、5月1日名古屋・かきつばた記念をいずれも2着と好走していた。

 今回は長谷川師とともに、嬉しい重賞初制覇となった。

 この日、門別は、今年初めての交流重賞でもあり、来場者は1404人(奇しくも昨年と同じ数字である)を数え、売り上げも7億円を超えた(7億361万円)。昨年同日(北海道スプリントカップ実施日、2018年6月7日)と比較しても、約1億2000万円近い増加である。

 開幕日にいきなり濃霧に襲われスタートした昨年と違い、今年の門別は今のところひじょうに順調に推移している。6月6日終了時点で、4開催16日間を消化したことになるが、昨年と売り上げを比較すると、好調さがはっきりと分かる。

 以下に記す昨年と今年の数字を見比べて頂きたい。
生産地便り


 便宜上、千円以下の数字は切り捨てて列記してみたが、どの開催もトータルで前年を大きく上回っているのがご理解いただけるだろう。特にゴールデンウィークと重なった2回開催と今回の北海道スプリントカップの日を含む4回開催の数字は、それぞれ7億円、5億円もの上乗せになっており、大幅な伸びを記録している。

 昨年、ホッカイドウ競馬は胆振東部地震の影響などもあり、計画よりも4日少ない76日間の開催にとどまったが、それでも総額250億2501万円を売り上げ(前年比102.3%)、1日平均では3億2927万円(同107.7%)という数字を残した。したがって、仮に1日平均3億3000万円のレベルをキープすれば、80日間で264億円にはなる。最低でもこれくらいは売りたいところで、できれば1日平均3憶5000万円くらいまでは伸ばしたい。

 まだ80日間のうち全体の20%、16日間を消化しただけとはいえ、これまでの数字を合算すれば、1日平均で約4億2000円の売り上げとなり、この勢いをどこまで保てるかがひじょうに興味深い。

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岩手の怪物トウケイニセイの生産者。 「週刊Gallop」「日経新聞」などで 連載コラムを執筆中。1955年生まれ。

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