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【宝塚記念】再びの頂へ!陣営が証言するマカヒキの手応え

  • 2019年06月16日(日) 18時01分
GIドキュメント

▲担当する大江祐輔調教助手が感じているマカヒキ勝利の手応え (C)netkeiba.com


今年の宝塚記念には12頭が出走予定。頭数は少ないながらも、スターホースたちが揃いました。当コラムでは、かつて大阪杯を勝ったスワーヴリチャード、ダービー馬のマカヒキ、レイデオロ。復権を狙うこの3頭の“今の手応え”をご担当者様に語っていただきます。こちらは栗東・友道康夫厩舎のマカヒキ編です。担当の大江祐輔調教助手にお話を伺いました。

(取材・文=大恵陽子)


「今回は本当に状態がいいんですよ」


 2016年の日本ダービー馬・マカヒキ。歓喜の戴冠から3年、意外にも国内では勝利から遠ざかっている。

 しかし、泥んこ馬場だった一昨年の天皇賞・秋を除いては勝ち馬から1秒以内の着差。あと1つ、何かが噛み合えばという状況の中、「今回は本当に状態がいいんですよ」と担当の大江祐輔調教助手は話す。

 振り返れば、入厩当初から大きな期待を抱かせる馬だった。

「あそこまで確信に近い期待を持てる馬って、なかなかいないです。相当走るだろうなって思わせてくれるものがありましたし、乗り始めてからすぐに『これは!』と思うものがありました。

 日本ダービーまで順調にいけて、当時は『自分の競馬さえすれば結果はついてくるだろう』と思えるようなデキでした」

 ゴール前、サトノダイヤモンドとの大接戦をハナ差しのぎ、ダービー馬の称号を手にすると、フランスへ渡りニエル賞を勝利。凱旋門賞こそ14着に敗れたが、異国の地で奮闘した。

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▲サトノダイヤモンドとの大接戦をハナ差しのぎ、ダービー馬に (撮影:下野雄規)


 4歳となった2017年は再びのGI制覇まであと一歩という中、ジャパンカップ後に剥離骨折が判明し、翌年8月の札幌記念まで約9カ月の休養に入った。

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