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非主流血統、米国血統も走るラジオNIKKEI賞

  • 2019年06月28日(金) 19時00分

「クラシックとは違う方向性」に強い血統が走りやすい


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 先週の宝塚記念の本命は勝ち馬のリスグラシュー。レース前のコラム、youtube動画。そして1年以上前に発行された単行本「血統の教科書」にも散々書いたように「ダービーが行われる東京芝2400mとは別方向の血統」だから。能力の方向性は一定ではありません。

 宝塚記念と同じく、ラジオNIKKEI賞も「クラシックとは違う方向性」に強い血統が走りやすいレース。なぜなら、ラジオNIKKEI賞はクラシックが行われる競馬場よりも平坦小回り。加えて、クラシックが行われない距離で行われるから。

 去年の勝ち馬メイショウテッコンの父もクラシックが行われない距離の方が強いマンハッタンカフェ。芝1800m、芝2200mの方がクラシックの行われる芝1600、2000mよりも成績が優秀。

 また、母父の国別血統タイプは「米国型」(全出走馬の国別血統タイプは亀谷ホームページにて無料で参照できます)クラシックが行われない条件に強く、なおかつ米国色の強い血統でした。

 ナスルーラ系のスピード持続性にも注目したいレース。去年9番人気3着だったキボウノダイチも父がナスルーラ系。父か母父がナスルーラ系の馬は他にもミュゼゴースト、アーバンキッドが馬券になっています。

 マイネルサーパスは父は「米国型」。リーディングも上位ではなく、クラシックには実績がない種牡馬。母父がナスルーラ系のタマモクロス。状態が戻っていれば、もっと積極的な競馬で押し切れる馬です。

 ダディーズマインドは父がトーセンホマレボシ。母父が「米国型」のフレンチデピュティ。フレンチデピュティは「米国型」ナスルーラ系が走りやすいレースを得意とする血統。父トーセンホマレボシはリーディング上位ではない=「非主流」種牡馬。クラシックの皐月賞よりもラジオNIKKEI賞向き。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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