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【ラジオNIKKEI賞】地元記者ならでは“鋭い目”がモノをいった一戦

  • 2019年07月02日(火) 18時00分
予想の頭脳

地元・二本松市出身の田辺裕信騎手の手綱さばきに導かれ、37年ぶりの不良馬場で行われた今年のラジオNIKKEI賞を制したブレイキングドーン。


『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回、取り上げるレースは3歳馬による福島の伝統重賞・ラジオNIKKEI賞です。重馬場だった弥生賞で3着の実績もある道悪巧者の3番人気ブレイキングドーンが、不良馬場を味方に初重賞制覇。2 着にも9番人気マイネルサーパスが入り、3連単で14万馬券の波乱になりました。そんな難解な決着を見事に的中した予想家たちの“頭脳”に迫ります!

地の利を生かした馬場読みで、キッチリ単複GET!



 今回、最初に取り上げたいのが福島民報社の高橋利明記者です。「馬場悪化の程度が読みにくいが道悪は避けられない。開幕週とはいえ、さすがに時計はかかるだろう。先行馬が多く、道悪を意識して各馬が早めに動く。ならば、最後は底力勝負になる」と、地元紙の記者ならではの馬場状態を意識した見解がズバリ。

「道悪の弥生賞で3着に好走しており、経験がない馬よりもはるかに信頼できる。ここは、この馬の長くいい脚を使う強みを評価したい」と、優勝馬のブレイキングドーンにしっかりと◎。馬券こそ単複勝負だったものの、9番人気2着のマイネルサーパスに対抗、3着のゴータイミングにも△を回すなど、地元の強みを生かした慧眼が発揮される結果となりました。予想結果はこちら

予想の頭脳

戦前から荒れそうな雰囲気が漂っていただけに余計な馬券に手を出さず、潔く単複で勝負したのが奏功した。



昨秋の好走と血統背景が人気薄の◎を後押し



 もうひとりは、現実主義を標榜するnige氏。本命は9番人気で2着のマイネルサーパス、相手には3番人気のブレイキングドーンを指名。本命、対抗、単穴の3頭だけに印を打ったシンプルな予想がきれいにハマりました。

 9番人気馬を本命に指名できた理由というのが、昨秋行われたきんもくせい特別(2歳500万下)の内容。「2歳11月としては時計がいいし、そのときの2着馬はNHKマイルC4着のダノンチェイサー。後半ペースが流れる福島らしい流れのなか、かなりロスのある進路取りで着差以上に強いと感じる勝ち方だった。(中略)きんもくせい特別でいい走りをした福島1800mに変わって、3戦連続適性に合わない条件での凡走でハンデが54kgになっているのは大きな魅力」

 と、過去に結果を残したレース条件への好転を評価。さらに「雨の影響が大きくなって馬場が悪くなってどうかというのはあるが、血統面では歓迎(半兄マイネルクラリティは、時計のかかる馬場が大得意)で、上がりがかかること自体は合うと考えているので期待する」と、血統背景も後押ししました。

 しかもnige氏は、前月行われたふたつのGI、安田記念と宝塚記念も完全的中。この素晴らしい勢いに乗らない手はありませんよね!? 予想結果はこちら

予想の頭脳

昨秋の同条件での好走を記憶し、条件の好転を狙い撃った◎はお見事のひと言。



函館開催で好調をキープし続ける“万馬券ハンター”



 最後に今週オススメする予想家は、先週の函館で大きな結果を残したやなぎ氏。回収率重視の着差数値をベースに、過去にも2005年天皇賞(春)の3連単193万馬券など、6ケタの高額配当を次々と的中。

 先週は土曜の函館11レースのTVh杯で、736,280円の大万馬券を仕留めました。前走で6着に沈んだものの、着差数値1位となったハウメアに自信の◎を打ち、そのハウメア2着固定の3連単が的中。14番人気で勝ったパラダイスガーデンにもしっかり印を回せていました。

 しかも、先々週の土曜函館メインの大沼Sもキッチリ的中。残り3週となった函館開催では俄然注目すべきでしょう。

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高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券

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