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【プロキオンS】昨年のレコードホルダーが今年も参戦!!

  • 2019年07月04日(木) 19時00分
 こんにちは、むねひろ よしたかです。

 京都競馬場の改修工事が発表され、2020年11月〜2023年3月まで開催が中止されます。2年4ヶ月間にも及びます。

 まだ振替先の競馬場については発表されていません。例年と違う競馬場で行われる重賞は、それはそれで別の楽しみがあります。

 2021年末までを目標に、美浦・栗東両トレーニングセンターのウッドチップコースの調教時計が自動計測で行えるようになることが発表されました。

 美浦の南W・栗東のCWは共に使用する馬が多く重要な調教コースとなります。これまでは手動で計測されていましたが、新聞でタイムが違うことも珍しくありませんでした。これはいけません。

 また、キリやモヤで姿が確認出来ない場合でも、計測することが出来るようになります。大変喜ばしいことです。大きな進歩と言えます。

 そして、美浦・栗東のその他各コース・滞在馬が多く調教する函館・札幌・小倉などについては、調整を行った上で考えていくということです。

 近い将来、全てのコースで自動計測となることを望みます。

 スウェーデンで行われたウィメンジョッキーズワールドC2019で、藤田菜七子騎手が優勝しました。

 5戦で行われるシリーズ。『6』・『1』・『5』・『2』・『1』着と2戦目で海外初勝利を飾るだけではなく、2勝目を挙げた最終戦で逆転優勝を飾りました。

 秋にはコパノキッキングでアメリカ最高峰のダートスプリントレースの一つであるBCスプリント(ダ千二)に挑戦するプランも出ています。

◆プロキオンS

ターゲット馬→サンライズノヴァ

(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規

 9走前のオアシスSから5走前の武蔵野Sまでの5走連続で35.2・34.4・35.6・35.4・34.8秒とメンバー中最速の上がりタイムをマーク。全てが東京でのもので、スタートが悪いことからも長い直線を味方にして差し込んでくるタイプであることは明らかです。

 4走前のチャンピオンズCはこの中京での1.1秒差・『6』着止まりでしたが、Sペースで外を回ってコースロスのあった馬には厳しい展開が堪えたもの。距離が千八でもありましたし、同情の余地はあります。あの一戦だけコースが合わないと決め付けるのは早計です。中京も直線が長いですし、脚質的に直線の急坂も(雨がなければ)重いダートも味方になっておかしくありません。

 ただ、その後の根岸S・フェブラリーSはこれまで良績を積み上げてきた東京での『8』・『7』着という凡走。これは非常に気になります。レース間隔を3ヶ月取られて立て直された効果を見たかった前走のさきたま杯ですが、小回りコースが合わなかったのは確かですが、マークした上がり37.1秒はメンバー中最速のものではありませんでした。

 540キロある大型馬ですし、叩き2走目の状態面の上積みが期待出来ます。どこまで良化してくるのかがポイントです。

ターゲット馬→サクセスエナジー

(c)netkeiba.com

 全8勝中6勝をこの千四で挙げる距離巧者。あとの2勝は千二ですし、3走前のフェブラリーSはメンバーレベルが高かったとはいえ前に位置した馬が有利な展開でも淡泊に粘り切れなかった内容には不満を覚えました。マイルが長過ぎたことをハッキリ示しました。

 その後は、黒船賞・さきたま杯と地方の千四の距離で『1』・『2』着。黒船賞は僅かにアタマ差の辛勝でしたが、他馬より重い58キロを背負ってのもの。さきたま杯は逃げを打ったウインムートがメンバー中最速の上がりをマークする楽なペースの中での『2』着。

『内枠で行き脚を付けたかった3完歩目に躓き、被せられてしまった。競馬場に入ってからカイ食いが細くなって馬体減もあった』と敗因についてしっかりと陣営が言及しています。

 昨年のこのレースではマテラスカイに0.8秒差を付けられていますが、『3』着のウインムートとは僅かにクビ差。斤量はこちらの方が2キロ重い58キロを背負っていたことを考えればよく走っています。前走にしてもウインムートよりも1キロ重い斤量でした。

 それが、今回は逆にこちらの方が1キロ軽くなります。ここに注目する価値はあります。コース替わりは問題なく、馬体を回復させてのパフォーマンスレベルアップを期待したい今回となります。

ターゲット馬→マテラスカイ

(c)netkeiba.com

 昨年のこのレースで1:20.3・「不良」のレコードV。後続に0.7秒という大きな着差を付けて快勝しました。一方、5走前の大井の東京盃・3走前の園田の兵庫ゴールドTでは『4』・『5』着に敗退。地方の重いダートが合わないこともハッキリ露呈しています。

 4走前のJBCスプリントは「良」とはいえ軽いダートの京都だっただけに押し切るかと見ていましたが、クビ差・『2』着と僅かながら負けてしまいました。

 前走のドバイゴールデンシャヒーンは最有力馬が取り消した利が確かにありましたが、勝ち負けに加わる見せ場十分の好内容で1.1/2馬身差・『2』着。日本よりも時計が出る砂質を味方にしての好走と言えますし、また相手関係よりも自分の得意にしている馬場レベルを得られるかどうかが大きく結果に結び付くタイプであることも示しました。

 日本のダートならば、雨の影響が加わる馬場レベルがベターです。木曜日時点は「不良」も、今週末は降水確率こそ高いものの雨量が伴わない予報となっています。渋化がどこまで残るのかには注目すべきです。

 なお、海外遠征帰り緒戦になりますが、『厳しいローテーションだった昨年と比べて、今はかなりフレッシュな状態』と陣営からは心強いコメントが出ています。

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日本屈指の理論派で、高配当馬券に注目する“競馬穴リスト”。馬場レベルを基本とする『激走レンジ<range>』を駆使するのは既に有名だが、『馬券の買い方』についてもこれまで世になかったメカニズムを発表し、第一人者となる。グリーンチャンネル『KEIBAコンシェルジュ』でも活躍中。主な著書に『同じ予想でプラスになる人、ならない人』など。
公式ホームページ名は『ムネヒロネット』。

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