大敗馬が多い最近の傾向も今回全滅は考えづらい
函館記念を予想する際に毎年頭を悩ませるのが「巴賞問題」。そんな名前で呼んでいるのは私だけだろうが、巴賞組があまり馬券に絡まない問題である。
その昔は「巴賞組は前走凡走馬が穴になって好走してきた馬が走らない」というのがパターンだったのだが、ここ10年は合計で[1-4-3-42]。重賞の壁というだけでは説明がつかないほど、大敗馬が多い。
ただ今年に関しては、さすがに絡んでくるような気もする。というのも、単純に前走巴賞の登録馬が9頭もいるからだ。最終的に何頭が出走してくるかわからないが、これだけいて全滅は考えづらい。
改修絡みで札幌施行となった年や旧番組(函館8週時代や札幌→函館の順だった時代)を含め、1986年以降で函館記念に前走巴賞組が7頭以上出走したケースは
となっており、さすがに誰かは絡んでいるし、複数絡んだ年も7回ある。6頭出しで全滅と言うケースも1回しかない(他に6頭出し7回)。
今年最終的に何頭が出走してくるか分からないが、6〜7頭出てくれば「さすがに1頭は……」ということになってくる。最近私自身も巴賞組は嫌う方向で予想していたのだが、今年は数の論理に配慮せざるをえないし、場合によってはこの組から軸を取るかもしれない。