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【函館記念】函館記念の過去10年の気候成績から穴馬分析/三宅誠

  • 2019年07月12日(金) 18時00分

前走、巴賞1着のスズカデヴィアス(c)netkeiba.com、撮影:高橋正和


 ここでは過去10年の気候成績から、激走馬の傾向分析を行い
当日気候レベルを想定し、激走が期待できる馬を抽出していきます。

・過去10年の成績と人気
  1番人気:0頭[0・1・0・9] 
  2番人気:2頭[2・0・0・8] 
  3番人気:3頭[3・0・0・7]
4〜5番人気:5頭[5・0・1・14]
6〜9番人気:0頭[0・4・8・28]
10〜14番人気:0頭[0・5・1・44]
15〜16番人気:0頭[0・0・0・19]

・激走馬は、過去10年間で18頭。
→2011年から毎年2頭、激走馬が馬券に絡んでいる。
 2015年からは、2頭中1頭が10番人気以下。
・3〜5番人気の馬が8勝を挙げている。
(3番人気:3勝 4番人気:3勝 5番人気:2勝)


1.10番人気以下の馬、6頭中5頭が暑・酷暑で未勝利。
 その他気候で5連対以上。
 
2009年 10番人気2着 マヤノライジン   暑・酷暑[0・0・0・3]

2011年 12番人気2着 マヤノライジン   暑・酷暑[0・0・0・3]

2015年 10番人気2着 ハギノハイブリッド 暑・酷暑[0・0・0・4]

2016年 13番人気2着 ケイティープライド 暑・酷暑[0・1・3・6]

2017年 14番人気2着 タマモベストプレイ 暑・酷暑[0・1・0・7]

2.激走馬の内6頭が、洋芝と暖にて勝ち鞍がある馬。

・メイショウレガーロ
2006年9月札幌 サラ2才未勝利1着

・アクシオン
2006年9月札幌 HTB賞1着

・マヤノライジン
2008年7月函館 巴賞1着

・タマモベストプレイ
2014年9月札幌 丹頂ステークス1着

・ケイティープライド
2015年8月札幌 TVh賞1着

・ヤマカツライデン
2016年9月札幌 丹頂ステークス1着

○激走傾向
1.10番人気以下で暑・酷暑を苦手としている馬。
2.洋芝と暖で勝ち鞍がある馬。

特に10番人気以下の馬の台頭を警戒
(直近3年は13〜14番人気の馬が馬券に絡んでいる)



■プロフィール
三宅誠(みやけまこと)
 季節馬の激走を体系だって明らかにした気象予報士。レース気温のデータベースを構築、データ分析によって穴馬を導き出すまったく新しい競馬理論。独自のデータを持つ強みを生かして、『競馬王』「激走判定リスト」で推奨馬の年間回収率100%超(14年度)を達成した。『競馬王』で連載中、公式ホームページは「競馬天気」。

 独自データベースは馬場レベルを7分類、気候レベルを5分類。馬場:良(水少/水多)、稍重(水少/水多)、重(水少/水多)、不良。気候:寒、涼、暖、暑、酷暑。

「スポーツ気象」の分野でパイオニア的な存在、スポーツ中継で新しいコンテンツを生み出し、テレビ素材として幅広く浸透している。

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。ときに冷静に、ときに大胆に直球勝負で攻める予想家たちの熱き見解は必見。 関連サイト:ウマい馬券

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