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今でも使える?! ダンチヒの○×

  • 2019年07月12日(金) 19時00分

血統は距離や馬場適性を予想するだけのツールではない


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 先日の「亀谷競馬サロン」勉強会のゲストは「田端到の種牡馬事典」の著者でもある王様田端到さん。

 その際「ダンチヒの○×」という血統格言の話題が出たのですが、参加したメンバーの多くが「知らなかった」と言われたのには、軽い驚きといいますかジェネレーションギャップを感じました。

 ダンチヒに限らず「休み明けから前向きに走りやすい血統」は休み明けで走った次走で反動が出やすい傾向にあります。

 休み明けだけではなく、激走した後は反動が出やすいタイプの馬は、好走(○)凡走(×)のリズムを繰り返しやすいのです。

 古くからダンチヒの血を引く馬は、休み明けで走りやすい分、次走で反動が出やすいため、好走(○)凡走(×)を繰り返す馬が出やすいため「ダンチヒの○×」という格言があるのです。

 実は、今も○×になりやすい血統は存在します。函館記念に出走を予定しているマイスタイルの祖母はレディダンジグ。その名の通りダンチヒを母父に持つ馬(ダンジグは別の読み方表記ではダンチヒ)。

 母系のダンチヒの影響を受けていることもあり、○×を繰り返す馬で、現在8走連続で3着以内の好走(○)と8着以下の凡走(×)を繰り返しています。

 今回は型通りなら好走の番ですが、うまくいくでしょうか?

 また、ダンチヒには「夏のダンチヒ」という格言も古くから言い伝えられています。夏の適性が高いことはもちろんあるのでしょうが洋芝のレース(北海道の芝)は夏にしか行われませんし、夏は平坦に近いレースも行われます。これらの適性も相まって夏にダンチヒの持つ馬や、ダンチヒの影響を強く受けた馬は走りやすいのでしょう。

 ところで、今はトレーニングやローテーションも発達して休み明けで激走したら、反動が出る前に休養に入ってしまう馬も増えたので「隠れ○×馬」も増えました。ディープインパクト産駒も、従来のように中4週以内でレースを使う馬が多ければ、○×のリズムで走る馬も多そうです。

 また、父ダンチヒ系が日本の主流父系ではないことや、ダンチヒ系でもデインヒル系は○×馬ではない血統が多いことも「○×馬」という馬券格言が昔ほど言われなくなった原因かもしれません。

 このように血統は、距離や馬場適性だけではなく「反動が出やすいタイプ」などの特性を予想するにも役に立つツールなのです。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。ツイッターアドレスはツイッターアドレスはコチラ。
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