「平均レース間隔」が短くなっているのが特徴
函館開催が6週に短縮されてから、もう7年が経つ。2歳馬はデビューしてから重賞まで短い間隔で走らねばならないケースが増えた。また、間にオープン特別を挟まなくなったので、道営馬は函館2歳Sで芝初経験ということになり、以前より不利になっている。日程短縮以降、道営馬は馬券に絡んでいない(惜しい4着はあるので、そろそろ複穴は出るかもしれない)。
さて、今回考えたいのは前者のレース間隔の問題で、昔に比べると函館2歳Sに向けた「平均レース間隔」は短くなっている。函館→函館で最大中6週が可能だったところから最大中4週になったのだから当たり前だ。
連闘や中1週というのはいかにも馬にとって厳しそうに見えるし、普通に考えると中3、4週組のほうが好成績になりそうに思える。実際、複勝率ベースで見ると連闘や中1週より中3、4週組のほうが高いのだが、複穴を出してきたのは中1、2週組で、さらに連闘組から単勝4番人気・850円で勝ったアクティブミノルが出ている。ヒモにはレース間隔の詰まった馬も取り入れていきたい。
もうひとつ意識したいのが馬体重だ。事前の予想には反映できないが、2012年以降の函館→函館組のうち、前走に比べて馬体重がマイナス4〜9キロだった馬は[3-2-1-9]で回収率が単104%・複147%。10キロ以上減った馬は2頭いてともに大敗しているが、「ちょい減り」は歓迎材料。成長期なので「使ってなおプラス」を歓迎する人もいるだろうが、「使われて一絞り」のほうが買いやすい。