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【中京記念】差し・追い込み脚質を重視したいレース

  • 2019年07月19日(金) 18時00分

一発に期待するなら距離延長組


 中京記念といえば追い込みタイプが活躍するコース。「馬券は前から」が筆者の身上だが、このレースに限っては差し・追い込みタイプを重視せざるをえない。

 ハンデ重賞の定番パターンとして、このレースも前走から斤量増となる馬は強い。今回唯一の該当馬がプリモシーンで、おそらく人気でも1番人気になるだろう。分かりやすい実績馬で配当上の妙味は無いが、馬券から外すことはできない馬だ。

 今年注目なのが3歳馬の参戦。旧コース時代なども含めて過去10年の中京記念では、3歳馬の出走は4頭のみ。上位人気になったのは16年のトウショウドラフタ(2番人気12着)くらいで、判断が難しい。今年の馬たちが来年以降の参考になりそうだ。

 カテドラルは溜める形で新境地を拓いた印象。今後の競馬でどうかはともかく、このレースと前走・前々走のような位置取りは合う。ここで好走できるようだと、3歳でのサマーマイルシリーズ制覇も見えてくる。

 グルーヴィットもハンデがカテドラルより1キロ軽いぶんある程度売れそう。1600mの好走歴は無い身だが、血統的に見れば1400が走れて1600mが走れないということはないはずだ。

 クリノガウディーはある程度位置を取るタイプだけにこのレースでは手をだしづらい。もっと前残りのききやすいレースで狙いたい。ともあれ、3歳馬についてはあくまでやってみないと分からないところがあり、個人的には買う場合でも軸ではなくヒモに回したいと思っている。

 先述した追い込み有利の線でいくと、前走のような位置取りに構えた場合のミエノサクシードはちょっと面白そう。時計への対応力がある馬なので、単純な前崩れになってトータルの時計が速いような形が歓迎だ。

 ロードクエストも後ろに構える可能性があるが、最近の成績を見るとちょっと手を出しづらいような気もする。鞍上である程度売れてしまうだけになおさら。ハンデGIII+展開がハマったケースでの3着くらいなら可能性はあるかもしれない。

 なにか大きい穴が出るとしたら距離延長組。もともとこのレースは前走1400m組がけっこう走っている。ただ候補がグランドボヌール、ツーエムマイスターと逃げ先行タイプになってしまう。ならばいっそ準オープンを勝ったばかりのレインボーフラッグを複穴で狙ってみてもよいかもしれない。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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