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ゴドルフィンのエース候補に世代初のS級評価!/丹下日出夫

  • 2019年07月22日(月) 20時01分
クラシックホースを探せ!

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【丹下日出夫のPOG手帖】『POGの王道』でおなじみの丹下日出夫が、ダイジェスト映像とともに週末に行われた全2歳戦のなかから、今後クラシック戦線で有力になるであろう若駒たちをピックアップしてご紹介! 2歳世代初の重賞・函館2歳Sで新種牡馬のキズナ産駒がいきなり重賞初制覇を果たすなか、ついにS級評価を獲得したゴドルフィン所有馬が! 「もしかしたら、とんでもない大物かも」とはやくもダービーを意識させる新鋭を中心に、今週は計8レースと内容盛りだくさんでお送りします。(※評価はS〜Eの6段階)


ダーリントンホール(牡・New Approach×Miss Kenton)


■21日(日):函館5R・新馬/芝1800m/1分49秒8

 JRAの調教動画を見ていたら、ミョーに艶も迫力もある馬が、函館のWをサクサクと走っている。New Approachの仔は日本で何頭か見ているが、その父ガリレオより胴伸びがよく、首差しから背中のラインが秀逸な仔が多いな。ごく近親にオセアニアの長丁場の雄クロスカウンター(メルボルンC優勝)の名が連なり、バチンと張った516キロの大型馬。走りそうだな――ひょっとしたら、ゴドルフィンのエース格かもしれない。

 事前にもうちょっと研究しておくべきだったか(笑)。いや、ふたを開けてびっくりというよりはカンドー。

 1000m通過・62秒1のスローも、怒りつつも我慢。3〜4コーナーすぎ、一気に鋭角的にワープ。12秒5-11秒5-11秒6(3Fは35秒6)というレースラップを35秒4でビュンと加速。開催最終日にして時計は1分49秒8。函館開催の9Fデビュー組のなかでは、文句なしの最上位。

 もしかしたら、とんでもない大物かもしれない。札幌2歳の主力級でもあるが、気の早い人はダービーという言葉も口にしていた。【評価S/適性・芝2400m】

ビアンフェ(牡・キズナ×ルシュクル)


■21日(日):函館11R・函館2歳S(GIII)/芝1200m/1分9秒2

 デビュー戦の函館・芝1200mは稍重で1分10秒9(2着)。続戦は稍重で1分10秒0に更新、この持ちタイムなら十分2歳Sで勝負になる。

 半姉ブランボヌール(父ディープインパクト)は、函館2歳S優勝、阪神JF3着。生産者はノースヒルズ、父はキズナ、母の父はサクラバクシンオーなど、函館2歳Sを優勝すべきカードがズラリ。

 ゲート入りに手間取り、ダッシュがつかない。最内枠から気合をつけ、前半3F・33秒6という流れを追いかけていったが、直線に入ると、追いかける馬たちももう脚がない。洋芝、平坦も向いていたにせよ、2着には1.3/4馬身差をつける完勝。

 距離は7Fまでかなとも思うが、

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