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アイビスサマーダッシュと斤量変動

  • 2019年07月23日(火) 12時00分

別定戦・スピード勝負で表れる全くの逆の傾向


 アイビスサマーダッシュというと、通常の新潟直線芝1000mの流れで「外枠重視」「先行力重視」「ダート短距離っぽいやつ重視」といった戦略で臨むことが多い。それはそれで間違ってはいないのだが、今回は前走からの斤量変動について見てみたい。

 一般的にハンデ戦などでは「ハンデを課せられている馬」「前走から斤量が増えていた馬」のグループが好成績となっていることが多い。いまのハンデ制度では、能力差を斤量だけで埋めることはできないからだ。

 ただ、別定戦でかつスピード勝負のアイビスサマーダッシュは全く逆の傾向を示している。過去10年のグループ別成績(前走オープンのみ、前走条件戦組は含まず)で見ると、

回収率向上大作戦

 で、明らかに今回減組の勝率・複勝率が良い。一方で絶対数の多い今回増組はかなり勝率・複勝率が低い。これは前走でハンデ戦に出走していてかつ持ちハンデが低い(実績が無いか近年不調)馬が別定のここに出てくるケースが多いからだと思われる。逆に今回減組で期待できるのは実績があって持ちハンデの重い馬が前走ハンデ重賞→今回ここという形で出走してきたケースだ。別パターンでも3歳馬もここにあてはまりやすい。

 今年の登録馬で「前走オープンの斤量減」はダイメイプリンセスとナインテイルズのみ。近走不振のリピーターを狙うというのはちょっと躊躇してしまうものでもあるが、このレースの良いパターンには該当している。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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