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【アイビスSD】台風の影響心配も、軽い芝の開幕週のスピード勝負が期待出来そう!

  • 2019年07月25日(木) 19時00分
 こんにちは、むねひろ よしたかです。

 今年の異常に長かった梅雨が漸く明けそうです。梅雨が明ければ夏本番となりますが、それと同時に今週から3場共に開催場所が替わります。

 本州の中京・福島は重い芝でしたが、それが小倉・新潟は野芝のみの軽い芝になります。

 函館→札幌は洋芝のみの重い芝というのは変わりませんが、その度合いを計らなければいけません。

 札幌は函館同様に不安定な天候が続きそうですが、台風の卵と言える熱帯低気圧の存在は気になるものの、現状では小倉は週末も好天模様です。新潟の天気も気になりますが雨が降らなければ、しっかりと馬場レベルの特徴が生きそうです。

 先週までと全く違った芝状態となるだけに、走る馬のタイプも勿論異なってきます。楽しみな開催替わりです。

◆アイビスサマーダッシュ

ターゲット馬→ダイメイプリンセス

(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規

 昨年の駿風S(1600万下)・韋駄天S(OP特別)、そしてこのアイビスサマーダッシュと、直線競馬で3戦3勝の負けなし。56.3→54.9→53.8秒と時計を一戦毎に詰め、レコードから0.1秒差という好時計で勝利。この直線競馬に対する素晴らしい適性を見せつけました。

 その後、北九州記念で『2』着・スプリンターズSでも『4』着としていただけに、近走の案外な内容が気懸かりです。一年経って昨年の勢いが感じられません。

「鞍馬Sは勝ち馬から0.5秒差。暖かい時季になって徐々に良くなってきた。ただ、昨年のいい頃に比べると馬体に物足りなさを感じないでもない」という陣営のコメントも気になります。負けなしのベスト条件に戻ってどこまで変わり身を見せられるかでしょう。

ターゲット馬→ビップライブリー

(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規

 ここ2走の春雷S・CBC賞は2番手から。「良」の春雷Sではテン33.9秒をマークしたように、以前よりもダッシュ力が強化されているのは歴然です。また、僅かにクビ差ながら中山千二を得意にしているレジーナフォルテを競り落とした内容も評価出来ます。

 前走のCBC賞は「不良」の馬場レベルで終い止まってしまいましたが、2走前の1:07.7という好時計勝ちとの比較からも「良」の時計勝負の方がベターという見方も出来ます。ただ、やはり開幕週の直線競馬という舞台は忙しく感じられるのも否定出来ません。

 パンパンの「良」ならばレコードに近い時計勝負になるでしょうし、それに対応出来るかどうかは最大のポイントとなります。雨の影響が残る馬場レベルの方がより好感が持てます。

ターゲット馬→ライオンボス

 春の開催で直線競馬2連勝。邁進特別は1000万下クラスながら、54.1秒で快勝。春先の芝の育成がまだ完全でない時季の馬場レベルを考慮すると、後続が0.8秒も千切れるのは納得がいく好時計です。

 そして、前走の韋駄天Sは格上挑戦の形になりましたが、ここでも主導権を握り堂々の1番人気に応えての勝利でした。開幕が進んで馬場レベルが低下しているにも拘らず、53.9秒と時計を詰めたことも評価に値します。レコードから0.2秒の好時計です。

 直線競馬への高い適性は疑いようがなく、今回は更に時計が速くなりますが対応は十分可能でしょう。56キロに斤量が増える点が課題ですが、程度は違えど増える点は他の韋駄天S組も同じです。

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日本屈指の理論派で、高配当馬券に注目する“競馬穴リスト”。馬場レベルを基本とする『激走レンジ<range>』を駆使するのは既に有名だが、『馬券の買い方』についてもこれまで世になかったメカニズムを発表し、第一人者となる。グリーンチャンネル『KEIBAコンシェルジュ』でも活躍中。主な著書に『同じ予想でプラスになる人、ならない人』など。
公式ホームページ名は『ムネヒロネット』。

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