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【関屋記念】平坦で直線が長く高速決着の外マイル ナスキロ柔いストライドで走る馬を

  • 2019年08月04日(日) 18時00分
平坦で直線が長く時計が速い新潟外マイル戦だけに、ナスキロ柔いストライドで走るタイプの活躍が目立つ。プリモシーンはサーアイヴァーの継続クロス5×6・7でマルターズアポジーはセクレタリアト≒サーゲイロード5・6×5・7だ。ストームキャット、エーピーインディ〜シアトルスルー、サーアイヴァー、ドローン、これらの血を複数持ち柔らかなストライドで走るタイプを狙いたい。フローレスマジックはディープ×ストームキャットでサーゲイロード≒セクレタリアト6×4、ミッキーグローリーはディープ×ダンシングブレーヴでサーアイヴァー≒ドローン5×5だ。(解説:望田潤)

オールフォーラヴ
 キャトルフィーユやエンジェルフェイスの姪で、母レディアルバローザは重賞2勝。母母ワンフォーローズはカナダ古牝馬チャンピオン。中距離のスローでは力んで走ってたが、マイルに鞍替えして折り合いがスムーズになり連勝。パワー自慢の牝系で、本馬もディープ牝駒にしては力馬っぽい体つきや体質なので、平坦高速馬場より急坂タフ馬場のほうがパフォーマンスは上がるタイプだろう。雨は歓迎。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○

ソーグリッタリング
 母ソーマジックはアネモネSに勝ち桜花賞3着。母母スーアは伊1000ギニー(伊G2・芝1600m)勝ち馬でトーセンデュークの母。母系にフェアリーキング=サドラーズウェルズ≒ヌレイエフが入るのはクロコスミアやインディチャンプなどと同じで、最近のステイゴールド産駒はこういう配合でナスペリオン的に斬れるタイプが走っている。本馬もベストは大箱1800だろうから、マイルで高速決着になって追い込めるかどうかだ。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎

ディメンシオン
 エタンダールの全妹で、さかのぼるとクロコルージュ、スリーピータイム、アリロイヤル、タイパンなどの欧G1勝ち馬が出るファミリー。母ミスペンバリーはスペシャル=サッチ4×4とボールドリーズン≒ネヴァーベンド4×5を持つ父母相似配合。母父モンジューは

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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