世界的な高級リゾート地ドーヴィルを拠点とするフランスのセリ会社「アルカナ社」が、夏期限定で“フランス競馬”の魅力に迫る現地最新情報をお届けします。
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ヨーロッパで最高の品揃えを誇る、「アルカナ・オーガスト1歳セール」開催へのカウントダウンが始まりました。
17日(土)から19日(月)まで、ドーヴィルで行われるアルカナ1歳セールから、欧州における1歳市場のサーキットがいよいよ開幕します。今年の市場には、選りすぐりの1歳馬338頭が上場予定で、上質な馬たちを求めて、世界各国から購買者が集まります。
種牡馬別にみると、アメリカンフェイロー、キャメロット、ダンシリ、ダークエンジェル、ドバウィ、ファストネットロック、フランケル、ガリレオ、インヴィンシブルスピリット、キングマン、コーディアック、ルアーヴル、ロペドヴェガ、ノーネイネヴァー、シーザスターズ、シユーニなど、トップクラスの種牡馬を父に持つ、産駒たちが上場される予定です。
17日と18日に行われるセレクトセッションに上場予定の158頭のうち、約70%(これはセール全体の約58%にあたる数です)の1歳馬の母馬が、ブラックタイプ、もしくは産駒にブラックタイプがいる繁殖牝馬です。
ここで、有力上場馬のカタログ・アップデートをご紹介しましょう。
上場番号21番 父ファストネットロック(モンソー牧場から上場)
本馬の兄姉には、ヨーロッパ・北米で大活躍を見せ、エクリプス賞のタイトルを獲得したシスターチャーリー(7月のダイアナSで、G1・5勝目をあげました)や、重賞勝ち馬マイシスターナットのほか、今年のG1ジョッケクルブ賞(仏ダービー)を制したソットサスがいます。
上場番号26番 父ホーリーローマンエンペラー(ノルマンディ・ブリーディングから上場)
半兄のスワカデリックは、リスティッドレースで勝利をおさめ、重賞レースでも入着する実力馬です。また、1歳年上の全兄ローマンターボは、7月のG3アングルシーSで、デビュー2戦目にして重賞初制覇を果たしました。
上場番号54番 父オリンピックグローリー(オンブルヴィレ牧場から上場)
半姉フリーティングは、G2メイヒルS勝ち馬で、7月20日に行われたG1愛オークスで2着となりました。
上場番号71番 父ムハーラー(ツールゲヴィレ牧場から上場)
G1勝ち馬であり、先日ドイツで行われたG2を制したロビンオヴナーヴァンは、本馬の半兄にあたります。
上場番号73番 父トロナード(エトレアム牧場から上場)
今や世界のスーパースターホースで、今年の凱旋門賞で史上初の3連覇を狙うエネイブルと同じファミリーの血統背景を持つ注目馬です。
上場番号148番 父ドバウィ(モンソー牧場から上場)
半姉には、愛オークス勝ち馬チキータや、6月のプリティーポリーS2着を含め、数々のG1で好走を続けるマジックワンドらがいます。
上場番号308番 父オアシスドリーム(ラモーネリー牧場から上場)
半兄ロックエンペラーは、7月の北米G1ベルモントダービー招待Sで3着に好走しました。
アルカナ社ホームページ
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