毎年G1馬が数頭出てくる夏の大一番。最近はモズカッチャン(4人気3着)、サクラアンプルール(6人気1着)、ナリタハリケーン(12人気2着)、ヒットザターゲット(8人気2着)と、キングカメハメハの血を引く馬が差して穴をあけている。ヤマカツエースやエアスピネルのように人気を背負って先行したときはむしろ裏切っており、差しに回れる人気薄が狙い目だ。母父キングカメハメハのブラストワンピースとワグネリアンは上位人気だろうが、ステイフーリッシュが気楽に差しに回れば複穴かも。(解説:望田潤)
フィエールマン 母リュヌドールはリディアテシオ賞(伊G1・芝2000m)などに勝った。母父グリーンチューンは仏2000ギニー馬。母母父ノワールエトールはディクタスと似たスタミナ血統でエヴリ大賞(仏G2・芝2400m)勝ち。フランス牝系のディープ産駒だから大箱長丁場での斬れ味は一級品で、ルメールとも手が合うタイプといえる。ラジオNIKKEI賞ではコーナリング一息で追い込み届かなかったので、小回りでまとめて差しきれるかどうか。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
ブラストワンピース アルナスラインなどが出る牝系で、母ツルマルワンピースはトライマイベスト=エルグランセニョール4×3。自身はデインヒル≒エラティスのニアリークロス3×3。ハービンジャー×キングカメハメハはモズカッチャンと同じ。巨体から繰り出す