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【追悼キングカメハメハ】写真で振り返る種牡馬時代(無料公開)

  • 2019年08月12日(月) 18時04分
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▲2004年に変則二冠を達成したキングカメハメハ


先月30日に突然の別れを告げたディープインパクト(17歳)。そのわずか10日後、後を追うかのようにキングカメハメハ(18歳)も天国へと旅立ちました。

競走馬時代は、松田国英調教師の夢であったNHKマイルCとダービーの変則二冠を達成(2004年)。厩舎の先輩であるクロフネやタニノギムレットでも成せなかった偉業でした。

2005年に社台スタリオンステーションで種牡馬入りすると、牝馬三冠のアパパネや世界の短距離王ロードカナロア、ダート界を牽引し続けたホッコータルマエなど、個性豊かな名馬を数々輩出。2010年、2011年にはリーディングサイアーを獲得し、トップサイアーとしての地位を確立しました。

ところが、2013年の種付けシーズン途中に体調を崩して交配中止。今年の種付けも見送られていましたが、体調良化の見込みが立たないことから、種牡馬引退を発表。功労馬として引き続き繋養されることとなっていた、矢先のことでした。

当コラムでは偉大なるキングカメハメハを追悼し、社台スタリオンステーションでの貴重な写真をお届けします。

(牧場写真:山中博喜、レース写真:下野雄規)


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【社台スタリオンステーション 事務局 三輪圭祐氏のコメント】

 免疫機能の低下に伴い、種牡馬を引退して療養していました。体調が優れなかった中、特にここ1ヶ月くらい体調が優れないことが多くなりました。昨日の夕方から体調が急変し、懸命に治療を行いましたが、23時ごろ残念ながら息を引き取りました。

 競走成績や産駒成績も素晴らしく、多くの後継種牡馬たちも送り出してくれ、競馬界に大きな功績を残してくれたと思います。また、社台スタリオンステーションとしても、ベテランや若手問わず、どんなスタッフも優しく受け入れてくれたことに加え、プライドの高い馬たちが集まるこの特殊な環境において、周囲の馬たちが落ち着けないような状況下でも、いつも冷静なキングカメハメハが中心にいることで、それを見習い、そばにいる馬たちから落ち着きを取り戻していくなど、いつも牧場全体に良い影響を与えてくれていました。

 スタッフも色々なことを教わりましたし、種牡馬として、1頭の馬として、尊敬すべき素晴らしい馬でした。感謝の気持ちで一杯です。ご冥福をお祈りいたします。

(8月10日JRA発表)

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