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【関屋記念】センスとひらめきが裏付ける安定感 ルメール騎手の新潟重賞初Vをプレイバック

  • 2019年08月15日(木) 18時01分
哲三の眼

▲新潟での重賞初制覇を果たしたルメール騎手(撮影:下野雄規)


今回は久々の登場となるクリストフ・ルメール騎手! 4日には札幌で1日8勝を挙げるなどエンジン全開のなか、関屋記念を制して新潟競馬場での重賞初制覇を果たしました。どのコースでも安定して結果を出してくる背景には、瞬間瞬間で求められる判断をほぼ間違えないセンスや経験があると語る哲三氏。今回はそんなルメール騎手らしさが存分に垣間見えた要所要所を振り返っていきます。(構成:赤見千尋)

強い馬をスムーズに走らせれば、当然結果はついてくるよな


 関屋記念は1番人気ミッキーグローリーが差し切り勝ち。骨折休養明けでしたが改めて力のあるところを見せてくれました。騎乗したクリストフ(ルメール)はいつもながら巧いなと感じるところがたくさんありましたね。

 僕は普段、スタートや道中の走りを重要視していて、その結果が直線の伸び脚に繋がって来ると考えています。だからあまり直線の話はしないことが多いのですが、新潟競馬場に関しては別。平坦の長い直線でどれだけスムーズに走らせられるかもとても大事です。

■8月11日 新潟11R(13番:ミッキーグローリー)

 ミッキーグローリーは休み明けということもあったかもしれないし、直線でちょっと内にささりそうなそぶりを見せました。ささるというより、全力で走った時に

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1970年9月17日生まれ。1989年に騎手デビューを果たし、以降はJRA・地方問わずに活躍。2014年に引退し、競馬解説者に転身。通算勝利数は954勝、うちGI勝利は11勝(ともに地方含む)。

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