スマートフォン版へ

【キーンランドC】牝馬が強い真夏の洋芝スプリント戦 「ミスプロ×バックパサー」血脈が有力

  • 2019年08月18日(日) 18時00分
過去5年の勝ち馬5頭のうち、ナックビーナス(ウッドマン)、エポワス(ミスワキ)、ブランボヌール(アンブライドルド)、ローブティサージュ(アワエンブレム)と、4頭が「ミスタープロスペクター×バックパサー」の組み合わせの血を引いている。この血を持たないウキヨノカゼが勝った15年にしても、2着はアンブライドルドの血を引くトーホウアマポーラだった。取り上げた5頭ではライオンボスの父系がアンブライドルドだ。あと血統とは関係ないが牝馬が強いレースで、過去5年の勝ち馬のうち4頭が牝馬、残るエポワスもセン馬なのだ。(解説:望田潤)

タワーオブロンドン
 母母シンコウエルメスは名馬ジェネラスの妹で、エルノヴァの母でディーマジェスティの母母でもある。父レイヴンズパスはQエリザベス二世S(英G1・芝8F)とBCクラシックに勝った。母父ダラカニは凱旋門賞馬で、このフランス血脈の斬れを増幅した配合なので大箱で追って味がある。そのぶん函館スプリントを見てのとおり、小回りではやや差しにくそうだ。ベストは大箱1400だろう。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○

ダノンスマッシュ
 母母ハリウッドワイルドキャットは北米G1を3勝し、BCマイルのウォーチャントを産んだ。母父ハードスパンはダンジグ直仔のパワーマイラーでサマリーズの父。母はロベルト4×3で、母系にロベルトとダンジグが入るのはファンタジストと同じ。カナロア産駒は

続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング