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【キーンランドC】差し馬が恵まれやすい1戦で巻き返すのはこの馬

  • 2019年08月20日(火) 18時03分
馬場虎太郎

昨年はJ.モレイラ騎手騎乗のナックビーナスが勝利(撮影:高橋正和)


「ウマい馬券」で4年連続プラス収支(回収率100%超)を叩き出す馬場虎太郎氏が、トラックバイアス(=馬場の偏り)をもとに馬場を分析。その結果をベースに週末のレース傾向を展望し、主に日曜メインレースの「注目の1頭」を紹介していく。トラックバイアスを加味した最終決断はウマい馬券にて公開予定。

狙い目は函館SSで末脚を活かせなかった馬


過去4年、キーンランドカップのトラックバイアスは

2015年 超差し有利
2016年 外有利・前有利
2017年 外有利・差し有利
2018年 前有利

 波乱になった2015年、2017年は後方待機馬が恵まれている。また、過去4回の8番人気以下で連対した3頭は最初のコーナーを二桁位置取りで通過している。

 Cコース替わりとなった先週、札幌芝1200mの古馬混合戦は1レースのみ行われ、最初のコーナーを二桁位置取りで通過したプリディカメントが11番人気で1着。人気薄の4、5着馬も外枠から後方待機していた馬。「後方待機」が有利になりやすい。

 タワーオブロンドンの前走函館スプリントステークスは「前(先行)有利」のトラックバイアス。

 出走馬の半分近くが除外となって少頭数のイレギュラーなメンバー構成。スローペースの前残りになった。

 タワーオブロンドンは、特殊なペースで脚を余した。初めての1200m出走でうまく流れにのれなかったことも敗因だ。タワーオブロンドンのように末脚を活かすタイプは、前走の函館芝1200mよりも今回の札幌芝1200mの方がコース形態含め走りやすい。

 今回は1200mのペースへの慣れが見込める。当然、人気にはなってしまうが、想定される馬場状況であれば、順当に巻き返すだろう。

 ただし、今週の札幌は週中、週末ともに天候が不安定。雨により、傾向が変化する可能性もあるため、土曜の馬場状況は入念にチェックしたい。

 最終的な予想はウマい馬券をご参照いただきたい。

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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