こんにちは、むねひろ よしたかです。
武豊騎手が、ヨーロッパ屈指の名門であるエイダン・オブライエン厩舎のブルーム(牡3)に凱旋門賞で騎乗することが決まりました。
武豊騎手と親交の深い(株)キーファーズ・松島正昭氏が同馬の一部を所有していることから実現したコンビ。
日本からは札幌記念で死闘を演じたブラストワンピース・フィエールマンに加えてキセキ。
ロジャーバローズの引退は非常に残念でしたが、日本馬&日本人が多く参加する今年の凱旋門賞は大いに盛り上がりそうです!
昨夜行われたイギリスのインターナショナルS(芝2050m)では断然人気のクリスタルオーシャンが敗れました。
しかし、それは馬場レベルを重視する自分にとっては驚く結果ではありませんでした。『3』着の◎エラーカムを中心視していただけに○ジャパンとの馬連が狙いの1つでもあり、『3』着以下にもっと飛んで欲しかったというのが本音でした。海外の競馬でも馬場レベルさえ把握出来れば、日本の競馬と何も変わらず精密な分析を行うことが可能です。その手応えは既に十二分に得ています。
さぁ、今週は札幌で行われるワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)で世界の名手の手腕に注目です!!
◆キーンランドCターゲット馬→ダノンスマッシュ
(C)netkeiba.com
昨年のこのレースではナックビーナスの0.4秒差・『2』着。「稍重」の発表以上に重い芝に感じましたが、それをしっかりとこなしての好走でした。
また、その敗戦から京阪杯・シルクロードSと重賞を2つ勝ってパワーアップしています。前走のG1の高松宮記念では1番人気に支持されながら馬券圏内を外す『4』着に終わりましたが、着差は僅かに0.2秒。内を回った馬が上位を占める馬場レベルだっただけに、13番枠という初期条件が大きな原因と言えます。内容は決して悪くありません。
薬物騒動で函館スプリントSへの出走が叶わずに仕切り直しの一戦となりますが、函館スプリントSの1週前には『昨夏に比べると少し物足りないことも確か』という陣営からのコメントがありました。それが今回は『追う毎に体も締まってきて、むしろ状態は良い』としっかり乗り込めたことがプラスに働いたことを示しています。レース間隔が開いたことは気になりません。
ターゲット馬→タワーオブロンドン
(C)netkeiba.com、撮影:下野雄規
前走の函館スプリントSは単勝1.8倍と断然人気に支持されながら0.2秒差・『3』着止まりでした。しかし、初めての千二だった点に同情の余地があります。除外馬が6頭出て、7頭立て。逃げを打ってそのまま押し切ったカイザーメランジェが34.0秒の上がりを使っているのですから、展開面も合いませんでした。メンバー中最速の33.5秒を使っている内容は悪くなく、心配した道悪も「稍重」が問題なかっただけに多少ならばこなせることが分かりました。
3戦全勝の千四がベストには違いないでしょうが、今回は2走連続で同じ千二に使うことが出来る慣れが見込めます。前走以上に道中のペースが上がりそうなメンバー構成になりましたし、また馬場レベルに関しても前走の開幕週よりも同馬向きなものに好転しています。他馬よりも重い58キロを再度背負わされる不利はネックですが、前走以上の内容が期待出来そうです。
ターゲット馬→ナックビーナス
(C)netkeiba.com、撮影:高橋正和
昨年の覇者。『2』着のダノンスマッシュよりもこちらが1キロ重い斤量を背負っていましたが、今年は逆に2キロも相手が重くなります。ここは注目に値します。
4・3走前のカーバンクルS・オーシャンSでは1:07.2・1:07.3での『2』着と重い芝ならば早い時計でも走破出来ますが、昨年は1:09.4での勝利。それが最大の実績かつ唯一の重賞勝ちであるだけに、今の時計を要する馬場レベルは好感が持てます。
2走前の高松宮記念は1.6秒差・『14』着と大敗を喫してしまいましたが、前走の香港でのチェアマンズプスリントでの0.7秒差・『6』着は初めての海外遠征でしたし、また強い相手関係を考えると悪くありません。今年も好勝負しておかしくないとは感じます。あとは、海外帰り緒戦の調整面。一杯に追われた1週前から今週と過程は良好に見えますが、函館スプリントSから北海道を転戦した昨年よりも割引は必要でしょう。
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