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【新潟記念】高配当を狙ってブンブン振り回せ!

  • 2019年08月25日(日) 18時00分

■新潟記念(G3・新潟芝2000m外)フルゲート18頭


★3行でわかる!新潟記念 攻略の糸口

1. 波乱傾向が非常に強いレース。基本的には穴狙いで!
2. 内枠がハッキリと好成績。「真ん中より内」が欲しい。
3.意外に前が強い。年齢は不問。ハンデは55〜57キロ

データ特注推奨馬
★現時点ではなし

 今年はここまで夏競馬らしい大波乱が少なかった印象だが、新潟記念は穴党が起死回生をかけるのにもってこいのレース。ハンデ重賞らしい波乱傾向の強さで、人気薄がガンガン上位に突っ込んできている。昨年は1番人気のブラストワンピースが勝ったが、2着は6番人気のメートルダールで、3着は13番人気のショウナンバッハ。今年も、そうそう順当には決まらないはずだ。

 目立っているのが内枠である馬番1〜6番の強さ。コースデータでも内枠がやや有利という結果が出ているのだが、レースデータではそれ以上の強さを見せている。単純に内外を比較したデータにおいても、完全に「内>外」という結論に。脚質を問わず、「真ん中よりも内」の馬番を引いた馬は、プラスに評価するべきである。

 意外に先行勢が強いことや、高齢馬の活躍が目立つレースであること、好走例がハンデ55〜57キロの牡馬に集中していることなども、重視すべきポイント。3条件には含めなかったが、関西所属騎手が好成績をあげているのも、面白い特徴といえるだろう。期待できる穴馬をデータから絞り込みやすい一戦なので、事前にしっかり「ふるい」にかけておくのをオススメする。

【コース総論】新潟芝2000m外 Aコース使用


★中穴が非常に強いコース。7〜9番人気は信頼度の高さと爆発力の強さを兼備。
★やや内枠有利の傾向。馬番1〜6番に入った馬を少しプラスに評価するのが適切か。
★先行勢と中団待機組の成績が拮抗。「差し→先行」決着がもっとも多そうか。





 2コーナー奥のポケットがスタート地点。そこから3コーナー進入まで約950mと、延々と直線が続く。最後の直線が約650mなので、ざっくりいえば直線が1600m、曲線が400mという極端な内訳となっている。一団となると外枠の分が悪くなるが、馬群がバラけるような展開ならば、外枠でもまったく問題ないだろう。

 人気別成績では、中穴の強さが非常に目立っている。1番人気の信頼度は「並」だが、上位人気トータルで考えると信頼度はイマイチ。対照的に、4〜6番人気や7〜9番人気は素晴らしい内容だ。とくに期待できるのが7〜9番人気で、信頼度の高さ、爆発力の強さのいずれも文句なし。ふたケタ人気になると一気に信頼度が落ちるので、ここを徹底的に狙うのがオイシイ。

 次に枠番だが、やや内枠有利の傾向が見受けられる。内枠である馬番1〜6番は、勝率、連対率、複勝率のいずれもトップ。回収値ベースの数値やギャップ値も優秀となれば、少しプラスに評価したほうがいい。とはいえ、中枠や外枠の成績が極端に悪いというわけではないので、このあたりは脚質や展開も踏まえた上で評価すべきだろう。

 脚質面は、先行勢と中団待機組が拮抗。勝率&単勝適正回収値が高いのは中団待機組、複勝率&複勝回収値が高いのは先行勢であることから、「差し→先行」での決着パターンが、もっとも多いと思われる。後方からでもそれなりに届いてはいるが、ここから勝負するのはナンセンス。後方一気はそうそう簡単には決まらない。

【レース総論】新潟記念(G3) 過去10年

・レースの要所!

★コースデータ以上に人気馬の信頼度が低め。穴馬を積極的に狙っていきたい。
★内枠有利の傾向がコースデータよりも強い。真ん中よりも内の馬番が欲しい。
★馬券に絡んだ馬の、過半数が先行勢。とくに2〜3着には先行勢が残りやすい。
★ハンデは軽すぎても重すぎてもダメで年齢は不問。関西騎手の強さも目立つ。









 レースの平均配当は、単勝1411円、馬連7403円、3連複3万3584円と全体的に高め水準。近年は1番人気が結果を残すようになったが、以前は面白いように飛んでいた。過去10年のトータルでみると、波乱傾向の強さはかなりのもの。3番人気以内馬の複勝率はたったの23.3%で、複勝回収値も45と非常に低い。

 そうなると当然、人気薄が「買い」となる。さすがに13番人気以下になると信頼度が落ちるが、4番人気から12番人気までは、すべて「買い」といっても過言ではないほど。信頼度と回収値のバランスが良好なのは4〜6番人気だが、爆発力重視の姿勢でいくなら、7〜9番人気や10〜12番人気を狙うのがいいだろう。

 次に枠番だが、コースデータで見られた内枠有利の傾向が強まっている様子。トータル[7-4-4-45]で勝率11.7%、連対率18.3%、複勝率25.0%と高信頼度で、単勝適正回収値152.0、複勝回収値135と爆発力の強さも文句なし。単純に内外で比較したデータにおいても、平均人気がほとんど同じであるにもかかわらず、内が外を圧倒している。内枠、または「真ん中よりも内」に入った馬を重視する姿勢を推奨する。

 脚質は、コースデータよりも先行勢優勢。勝率はここでも中団待機組のほうが高いのだが、連対率や複勝率には大きな差が出ている。道中のペースや馬場バイアスも関係してくるので、一概にはいえない部分もあるが、イメージよりも前が強いレースであるのは間違いなし。展開を決め打つような場合をのぞき、差し馬ばかりを買ったりするのは考え物だ。

 年齢別成績からの結論は、「年齢不問」である。7歳馬が[3-2-2-21]という好成績を残しているように、高齢馬の活躍が目立つレース。さすがに8歳以上馬だと手を出せないが、6歳馬や7歳馬の評価を、年齢を理由に割り引く必要はない。年齢というファクター自体、軽視してしまって問題ないだろう。

 気になるハンデについては「軽すぎても重すぎてもダメ」という結論に。昨年は軽ハンデのブラストワンピースが勝ったが、これはかなりのレアケースである。そもそも、後に有馬記念を制するような馬が新潟記念に出てくること自体が珍しく、これは例外として扱って問題ないはず。牡馬については、好走例が集中しているハンデ55〜57キロの馬を狙うのが正解といえる。

 人気薄の激走率が高いレースなので、今回は7番人気以下馬に限定したデータも用意してみた。プラス評価の対象は「今回の馬番が1〜9番」「前走が右回り」「前走がひとケタ人気」という条件を満たす馬で、それ以外とでは大きな成績差がある。ちなみに、この3条件をすべて満たしていた馬は、トータル[2-5-4-21]で連対率21.9%、複勝率34.4%、複勝回収値240という素晴らしい結果を残している。

 最後に騎手関連だが、こちらで目立っているのは関西所属騎手と外国人騎手の強さ。関東の重賞だけあって騎乗数は少ないのだが、昨年は関西所属騎手がワンツー、一昨年は関西所属騎手と外国人騎手でワンツースリーと、非常に強い。もし今年も騎乗があるようならば、人気薄でも狙ってみる価値は大アリだろう。

【血統総論】


 血統面では、ディープインパクト産駒とシンボリクリスエス産駒をプラスに評価。とはいえ、上位にランクしている種牡馬の産駒はすべて複勝率20%以上と、なかなか優秀だ。連対率は低めだが複勝率が高いキングカメハメハ産駒や、単勝適正回収値とギャップ値が超優秀であるマンハッタンカフェ産駒なども、侮れない存在といえる。

★出走予定馬 総論×各論

 特別登録が出る前の想定段階でも、フルゲート以上の頭数が出走の意向を示している新潟記念。人気の中心はおそらく、前走のエプソムCで重賞を制して勢いに乗るレイエンダだろう。2番人気は、天皇賞・春からのローテで出走するユーキャンスマイルあたりか。しかし、そこから先がサッパリ読めない。3勝クラスを勝ち上がってきた上がり馬が、上位人気に推されるケースもありそうである。

 注目すべきは、逃げ・先行勢の少なさだ。けっこう前が残っているコース&レースなのだが、ハッキリと前に行きそうなのはブラックスピネルくらいのもの。特別登録が出てから先行勢が増えるかもしれないが、このままだと組み合わせ的には、前有利の展開となる可能性が高い。内枠有利の傾向が強いレースでもあり、内からスッと前のいい位置を取れそうな馬は、人気薄でも警戒が必要だ。

 また、波乱傾向が強いのも前述した通り。そういう理由もあって、トップ評価したのがサトノキングダムである。ようやくオープン入りと出世が遅れていたが、素質は前々から高く評価されていた馬。ディープインパクト産駒ながら先行力があり、スッといい位置を取れる競馬センスのよさもある。買い材料も豊富で、ここはかなり狙い目だ。

 二番手評価にブラックスピネル。前走の七夕賞は14着に大敗したが、自分の競馬ができなかった逃げ馬はそんなもの。厳しい展開だったのは間違いなく、度外視できる結果といえるだろう。うまくいけば今回は「逃げイチ」であり、松若騎手に乗り替わる予定というのも、このレースではプラス。大変身があって驚けない1頭である。

 以下は横並びの評価で、枠番やハンデ、人気次第で大きく入れ替わりそう。「相手」グループの名前だけアイウエオ順であげておくと、クリンチャー、ジナンボー、センテリュオ、ダイワキャグニー、ユーキャンスマイル、レイエンダの6頭だ。今年も、波乱含みの混戦であるのは間違いなし。高配当を狙って振り回すような買い方で、夏の最後を締めくくるにふさわしい馬券を獲りたいものだ。


■総論×各論・先々週の馬券回顧




考え方は正しかったんだよ(#^ω^)ビキビキ

重視したのは、「人気馬が2〜3着に取りこぼしまくる」レースで「内枠が非常に強い」という点。というわけで、09フィエールマンの2〜3着付けを買ったワケですよ。問題は、01ブラストワンピースがどこにもないこと(頭痛)。川田ジョッキーがうまく乗ったとはいえ、目黒記念での惨敗は何だったんだ……。

※コース&血統データは2012年以降、レースデータは2009年以降が集計対象です。
※ギャップ値(G値)は、当該条件における「平均人気-平均着順」を表すもの。プラスの数字が大きければ大きいほど、優秀な内容となります。

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競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。

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