昨年はロベルト持ちが1〜3着を占めたが、ナイママ、クラージュゲリエ、プロフェット、レッツゴードンキと、ロベルトとヌレイエフを併せ持つ馬が毎年のように馬券に絡んでいる。また洋芝の重賞らしく、ニシノデイジー、ブラックオニキス、ダブルシャープ、アドマイヤウイナー、クロコスミアと、人気薄で穴をあけた馬はネヴァーベンド≒ボールドリーズンの血を引いていることが多い。ここで取り上げた馬では、レザネフォールがヌレイエフとロベルトとネヴァーベンドの血を併せ持つ。(解説:望田潤)
ゴルコンダ ネオウィズダム(父ネオユニヴァース)の3/4弟で、母ゴレラはビヴァリーDS(米G1・芝9.5F)勝ち。母父グレープトゥリーロードはパリ大賞典(仏G1・芝2000m)勝ち。バステッド5×5など父母の底力ある欧州血脈のクロスが派生し、これまでのゴレラの産駒では最も配合が良い。ヴィクトワールピサ牡駒はもっさりした力馬が多くゴレラの仔は柔軽いマイラーが多いが、本馬はそのバランスも絶妙で、洋芝中距離はピッタリ。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
サトノゴールド フィーニクスS(愛G1・芝6F)勝ちカラヴァッジョの甥で、母マイジェンは