スマートフォン版へ

師匠の木原調教師がオーストラリアへ「先生にいいところを見せたい!」

  • 2019年09月12日(木) 18時01分
ブレイキングドーン

▲師匠の木原調教師とオーストラリアへで再会


8月7日からオーストラリアで長期武者修行を敢行している富田暁騎手(栗東・木原一良厩舎)。遠征期間中「netkeiba.com」で連載コラムを配信することとなりました。隔週木曜18時の公開です。現地からの生の声を、どうぞお楽しみください!

さて、連載2回目となる今回は、師匠・木原一良調教師とのエピソードをお届けします。ご家族みんなでオーストラリアを訪れ、弟子に会いに来られた師匠。「先生にいいところを見せたい!」、富田騎手の腕に力が入ります。


「頑張れよ」というお言葉をいただいて…


 netkeibaをご覧の皆さんこんにちは。富田暁です。

 早いもので、オーストラリアに来てから1カ月が経ちました。アッという間に時間が過ぎていく毎日ですが、そう感じるということは、きっと充実した毎日を送ることができているのだと思います。

 今回のテーマは、約二週間前の出来事について。なんと僕の師匠である木原調教師が、奥様と二人のお孫さんを連れてオーストラリアに来てくれたんです!

 着いたその日に僕のレースがあったので、さっそく一緒に競馬場へ。そのレースは若手騎手限定戦で、僕の騎乗馬は人気馬。先生にいいところを見せたい一心で、張り切って乗ったのですが…。

 若手騎手限定戦らしく出入りの激しい展開で、僕の馬には厳しい展開になってしまい、結果は4着。木原先生も楽しみにしてくれていたので、すっっっごく悔しかったです。

 その夜は、通訳の川上さんと奥様も一緒に、みんなでディナーに出掛けました。大人数での食事は久しぶりで、楽しい夜を過ごすことができました。

ブレイキングドーン

▲大人数でのディナー、楽しい夜を過ごした


 翌日の土曜日は競馬がなく、僕もこっちに来てから観光をしてなかったので、一緒に動物園へ。コアラやカンガルーと触れ合ったりして、僕も久々に気分転換。先生たちのおかげで、いい休日になりました。

 木原先生とも久しぶりにゆっくり話すことができましたし、改めて「頑張れよ」というお言葉をいただいて、より一層、気持ちが引き締まるのを感じました。

 先週の日曜日は、初めて一人で競馬に行くことになり、正直不安なところがたくさんありましたが、なんとかオーナーさんへのレースの説明など一人ですることができたので、自分のなかで少し自信がつきました。

 英語力については、まだまだ課題がたくさんありますが、意識して積極的に話しかけるようにしていることで、日々吸収できている実感があります。早く一人でなんでもできるようになるために、引き続きたくさんの人とコミュニケーションを取ることを心掛けたいです。

ブレイキングドーン

▲積極的なコミュニケーションを心掛けたい


 オーストラリアでは、いよいよGIシーズンが始まり、ジョッキーたちの熱も一段と高くなっています。そんななか、僕も一鞍一鞍集中して乗り、少しでもアピールできるよう頑張ります!

1996年12月11日、茨城県生まれ。2017年にデビュー(栗東・木原一良厩舎)。同期は木幡育也、武藤雅、横山武史、川又賢治。一度は高校に進学入学するも競馬学校受験を決意。2度目の受験で合格。2018年、仏の若手騎手招待レースにJRA代表で参加。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング