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【東京盃】藤田菜七子騎手とともにスプリント王を目指すコパノキッキング

  • 2019年10月01日(火) 18時00分

JBCスプリントに向けて、弾みを付けたい各陣営


 10月2日(水)大井競馬場で行われるRoad to JBC『第53回東京盃(ダート1200m)』。絶対王者不在で混沌としているスプリント戦線。大一番・JBCスプリントに向けて、ここから一歩抜け出すのは果たしてどの馬でしょうか。

 JRA勢5頭のうち最有力候補は、藤田菜七子騎手とのコンビで話題を集め続けているコパノキッキング。昨年2月のデビュー以来12戦7勝【7-2-1-2】で、1200mに限れば6戦4勝【4-1-1-0】とすべて馬券圏内の生粋のスプリンター。1600mのGIフェブラリーSでも見どころある走りで5着。続く東京スプリントでは雨・不良馬場の中、キタサンミカヅキには届かなかったものの2着で上がり(36秒4)最速。

 前走・クラスターCはいつもより前で競馬をしましたが、ヤマニンアンプリメの末脚に屈し3着。常に見せ場たっぷりの戦いぶりで惜しいレースが続いており、そろそろ結果を出したいところ。藤田菜七子騎手の重賞初制覇なるか?自身は2018年12月のカペラS、今年1月の根岸Sに続く3勝目の重賞タイトル奪取なるか?目が離せません。

鞍上の藤田菜七子騎手にとって重賞初制覇となるか注目が集まるコパノキッキング(写真は19年クラスターC出走時、撮影:高橋正和)


 グランドボヌールは、久しぶりのダート戦(2年7か月ぶり)となった前走・サマーチャンピオンでいきなり重賞初制覇。芝の短距離戦で培ったスピードを活かし、新たな魅力が開花。半兄ゴーイングパワーは2011年・兵庫ジュニアグランプリの勝ち馬という血統的魅力もあるまだまだ元気な5歳馬、ここから更なる飛躍の可能性も。

久々のダートで重賞初制覇。ここからダート路線の中心となっていけるか注目が集まるグランドボヌール(写真は19年サマーチャンピオン優勝時、撮影:稲葉訓也)


 4歳牝馬・ヒザクリゲは初めての重賞挑戦、地方競馬初参戦と初物づくしだった前走・サマーチャンピオンでグランドボヌールの2着に大健闘。直線で外から3着シャインヴィットゥを軽く抜き去り、先に抜け出していたグランドボヌールを追い詰め、ゴール時点ではどちらが勝ったかすぐにはわからなかったほどの接戦。結果はハナ差2着でしたが“負けて強し”の戦いぶりでした。引き続き横山典弘騎手とのコンビで、前走のリベンジなるか注目です。

前走は惜しくもグランドボヌールに敗れたヒザクリゲ。今回はリベンジなるか(写真は19年サマーチャンピオン出走時、撮影:稲葉訓也)


 サクセスエナジーは2018年かきつばた記念、さきたま杯、今年の黒船賞を制しているダートグレード競走3勝馬。ただし勝っている重賞はすべて1400mで、1200mを走るのは昨年の東京盃(7着)以来1年ぶり。距離・コースともに大井よりもJBCスプリントが行われる浦和の方が向いていると思われますが、実績馬ゆえ侮れない存在です。

サクセスエナジーは昨年の東京盃で7着に敗れているものの、重賞3勝の実績は侮れない(写真は19年さきたま杯出走時、撮影:高橋正和)


 ニホンピロタイドは前走4月の陽春S(阪神・1600万下・ダート1200m)を勝ってオープン入り。5か月半ぶりの休み明け、ダートグレード競走初挑戦、もちろん地方競馬も初参戦と未知の部分が多いですが、底を見せておらず魅力十分。1枠1番最内枠からどんなレースを見せてくれるでしょうか。

ニホンピロタイドは重賞初挑戦、地方への出走も初めてだが、最内枠を活かしてどこまで(写真は19年陽春S優勝時、(c)netkeiba.com)


 続いて上位争いに食い込む可能性のある地方勢をご紹介しましょう。

 浦和のブルドッグボスは2017年クラスターCを制しているダートグレード競走ウイナーで、同年のNARグランプリ4歳以上最優秀牡馬と最優秀短距離馬を受賞した地方競馬を代表する短距離ホースの1頭。2017年の東京盃ではキタサンミカヅキの2着。キタサンミカヅキ不在のここで目指すは“1着”。

17年のクラスターC覇者ブルドッグボスの復活にも期待したい(写真は19年クラスターC出走時、撮影:高橋正和)


 ショコラブランはJRA→大井→ホッカイドウ競馬を経て、再び大井に戻ってきました。2017年かきつばた記念3着、北海道スプリントC2着などダートグレード競走で上位争いの経験があるのは強み。全国の重賞で活躍する金沢の吉原寛人騎手とのコンビにも注目。

JRA在籍時にダートグレード競走で好走しているショコラブランにも注目(写真は19年クラスターC出走時、撮影:高橋正和)


 船橋のキャンドルグラスは昨年の東京盃で5着。今年はフジノウェーブ記念2着、前走・アフター5スター賞2着と南関東重賞で常に上位争いを演じています。赤岡修次騎手の手綱さばきで、ひとつでも上を目指します。

初の重賞タイトル獲得なるか?! 赤岡騎手とキャンドルグラスのコンビも上位を狙う(写真は19年アフター5スター賞出走時、撮影:高橋正和)


【今回のイチオシ馬】
・コパノキッキング
東京盃は2016年は1着ドリームバレンチノ(9歳)、2017年は1着キタサンミカヅキ(7歳)、2018年は1着キタサンミカヅキ(8歳)・2着ネロ(7歳)・3着グレイスフルリープ(8歳)と、近年は高齢馬が活躍している印象が強いレースですが、そろそろ世代交代を見たいところ。4歳馬コパノキッキングが藤田菜七子騎手とともに“新スプリント王”を目指します。

【気になる馬】
・ヒザクリゲ
勝てば2012年ラブミーチャン以来となる牝馬による制覇。地方競馬参戦2戦目での上積みに多いに期待。

 メンバー的にコパノキッキングが1歩リードの様相ですが、JRA勢は4歳3頭・5歳2頭とフレッシュな顔ぶれが揃って虎視眈々と勝利を狙っています。対する地方勢はブルドッグボス、ショコラブランらベテラン7歳が迎え撃つ形。各陣営ともJBCスプリントに向けて、この戦いを弾みに更なる上を目指します。

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埼玉県出身。フリーアナウンサー。競馬好きが高じてこの世界へ。2001年から15年間、グリーンチャンネルで「中央競馬全レース中継」のキャスターを務める。2016年度から「グリーンチャンネル地方競馬中継」のコメンテーターとして出演。さらに全国各地の競馬場のトークイベントに参加するなど、中央競馬・地方競馬の垣根を越えて活躍中。

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