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リスタート組トピックス

  • 2019年09月30日(月) 18時00分

リッカルド、1年4か月ぶりの勝利!


 netkeibaのニュースでも紹介されていましたが、9月25日に船橋競馬場で行われた千葉ダートマイルで、矢野貴之騎手が騎乗したリッカルド(美浦・黒岩陽一厩舎→船橋・佐藤裕太厩舎)が優勝!!!道中は外の3、4番手から進めていき、最後は力でねじ伏せる形で差し切り、1年4か月ぶりの勝利を飾りました。

 中央時代は2016年エルムSを勝ち、南関東では移籍早々に重賞4連勝を飾るなど、飛ぶ鳥を落とす勢いだったリッカルド。しかし、それ以降は勝ち星から遠ざかり、レース内容もリッカルドらしくありませんでした……。

 いつも調教にも乗る佐藤裕太調教師にお話をうかがったところ、

「決して体調が悪かった訳ではありませんでした。振り返ってみれば、疲れを見せるような馬でないのですが、重賞4連勝の後にエルムS(6着)遠征での長距離輸送、目に見えない疲れなどでリズムを崩してしまったのかもしれません。

 今年8歳になって年齢的な部分でズブさも出てきているので、今回はあえて気合を入れるために、追い切りでは久しぶりに強めにビシッとやりました。年齢から負担がくる場合もありますが、リッカルドは逆に体の使い方が柔らかくなって雰囲気はよくなってきました。担当の楠厩務員もよくやってくれたと思います。

 ここはどうしても勝ちたかったので本当によかったです。もう一度肩掛けを取らせてあげたいですね」(佐藤調教師)

 今後は10月16日のマイルグランプリ(大井・1600m)や24日の富士見オープン(川崎・2000m)から、12月4日の勝島王冠(大井・1800m)、12月25日のゴールドカップ(浦和・1400m)などを選択肢に入れていきたいそうです。

1年4か月ぶりのうれしい勝利を挙げたリッカルド。8歳になり、体もだいぶ白くなりました


エピカリスの近況


 この千葉ダートマイルにはエピカリス(美浦・萩原清厩舎→大井・藤田輝信厩舎)も出走していました。南関東不動のリーディング・森泰斗騎手が初コンビで、逃げながらも3〜4コーナーでは後続に抜かれていく形で5着でした。

「逃げるのは指示通りでしたが、スタートも一息でこの枠で逃げるのには結構脚を使いました。それにしても、後ろがきた時に『よし行くぞ』って促してもギアが上がりませんでした……」(森騎手)

 現在は外厩先のミッドウェイファームから移動し、ノーザンファーム天栄へ短期放牧に出たそうです。状態次第では10月24日の富士見オープン(川崎・2000m)を視野に入れていく予定とのことです。

キタサンミカヅキの近況


 10月2日に実施される東京盃に、3連覇がかかっていた9歳馬キタサンミカヅキ(美浦・古賀史生厩舎→船橋・佐藤賢二厩舎)の姿がありませんでした。

 佐藤調教師のお話では、右腰や股関節などに疲れが出たことから、前走後にササ針をして一息入れたそうで、現在は次のレースに向けての追い切りは消化しているそうです。間に合えば、11月4日に行われるJBCスプリント(浦和・1400m)に向かいたいということでした。

ロジチャリスがやって来た


 中央時代にダービー卿チャレンジトロフィーを勝っているロジチャリス(美浦・国枝栄厩舎→川崎・内田勝義厩舎)が南関東の一員になりました。ちょうど馬房におじゃました時は、モリモリとお食事タイム。ど派手ないでたちは迫力満点ですね!10月9日の埼玉新聞栄冠賞(浦和・1900m)から始動予定ということです。

モリモリとお食事タイム中だったロジチャリス。近くで見ると、ド派手なルックスは迫力満点でした



 次回は10月14日にお会いしましょう!

南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。南関東競馬公式ウェブサイト内・南関魂、大井競馬ホームページ、サンケイスポーツ、楽天、ウェブハロン、ターファイトクラブ会報誌、馬事通信など。

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