スマートフォン版へ

【京都大賞典】軽い馬場で先行、内有利のトラックバイアスが発生する

  • 2019年10月01日(火) 18時00分
馬場虎太郎

昨年は川田将雅騎手騎乗のサトノダイヤモンドが優勝。


「ウマい馬券」で4年連続プラス収支(回収率100%超)を叩き出す馬場虎太郎氏が、トラックバイアスをもとに馬場を分析。その結果をベースに週末のレース傾向を展望し、主に日曜メインレースの「注目の1頭」を紹介していく。

京都大賞典が軽い馬場で先行有利になれば…


 過去4年、京都大賞典のトラックバイアスは
2015年 前有利
2016年 超内有利・前有利
2017年 内有利・前有利
2018年 内有利・前有利

 先行、内を通る馬が恵まれやすいレース傾向。関西圏で行われた前開催の阪神芝を参考にすると、今開催の京都芝も、路盤の状態が例年以上に良好になりそう。

 週中の天気予報は良くないが、開幕週の馬場。極端に馬場コンディションが悪化することはなさそうだ。

 例年通りの馬場コンディションになる。と判断して推奨馬を挙げる。

 パリンジェネシスの前走目黒記念はトラックバイアス「差し有利」。

 当日、直前に行われたダービーを単勝93倍のロジャーバローズが先行勝ち。

馬場虎太郎

先行するレースで安定して結果を残すようになったパリンジェネシス(撮影:下野雄規)


 目黒記念までのレースで後方からの断然人気馬が凡走して波乱の結果になっていたことも影響して、目黒記念は騎手が前がかりに。

 その結果、目黒記念は前半から終始淀みない流れ。先行した馬にとっては厳しい状況だった。

 今回の出走予定馬は、有力馬のほとんどは末脚を活かすタイプ。先行馬が少ないメンバー構成。展開は前走に比べて有利。

 先に書いたように、パリンジェネシスの目黒記念は先行不利。京都大賞典が軽い馬場で先行有利になれば、条件は大幅に好転する。

 休ませる毎に良化を示して、先行するレースで安定して結果を残すようになった馬。夏を挟んだことにより、目黒記念よりも馬が強くなっていることにも期待する。

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング