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【秋華賞】重い馬場になると力を出せる馬が自ずと絞られてくる

  • 2019年10月08日(火) 18時00分
馬場虎太郎

昨年はアーモンドアイが優勝して牝馬3冠を達成。


「ウマい馬券」で4年連続プラス収支(回収率100%超)を叩き出す馬場虎太郎氏が、トラックバイアスをもとに馬場を分析。その結果をベースに週末のレース傾向を展望し、主に日曜メインレースの「注目の1頭」を紹介していく。

「軽い」馬場で凡走した馬の巻き返しに期待


 開幕週だった先週の京都芝は軽めの馬場コンディション。

 日曜のメインレース京都大賞典は先行、内を通る馬が極端に恵まれて、3連単は181万馬券の大波乱となった。

 先週同様の馬場であれば、軽い芝が得意で内を通る馬が恵まれやすい。ただし、天気予報によると今週末の京都は台風の影響をうけそう。「重い」馬場コンディションになる可能性もある。

 そして、今年の春の牝馬クラシック戦線は「軽い馬場」で行われたレースがほとんど。「重い」馬場コンディションで実績を残してきた馬は少ない。「重い」馬場になることで力を出せない馬が出るだろう。

 今回の秋華賞出走予定馬をみると、「重い」もしくは「稍重い」としている重い馬場コンディションのなかで行われた上級条件(2勝クラスより上のクラス)を連対したことがあるのはエスポワール、メイショウショウブの2頭のみ。

 エスポワールは前走のシンガポールターフクラブ賞が「稍重い」馬場。

 メイショウショウブは7走前に2着に走ったデイリー杯2歳ステークスが「稍重い」馬場コンディション。

 メイショウショウブは前走のローズステークスのように「軽い馬場」は苦手。さらに、トラックバイアスは「外有利」。タフな馬場が得意な上に、不利な内枠を引いてしまったメイショウショウブは力を出せなかった。

 重めの馬場コンディションになるようであれば、巻き返しても驚けない

 週末の天候も検討した最終的な推奨馬はウマい馬券を参考にしていただきたい。

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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