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【エーデルワイス賞】今年もホッカイドウ競馬勢が中心を形成、角川厩舎の2頭に注目

  • 2019年10月09日(水) 18時00分

年末、そして来年へ向けて見逃せない戦い


 10月10日(木)門別競馬場で行われる2歳牝馬による戦い『第22回エーデルワイス賞(ダート1200m)』は、2歳世代最初のダートグレード競走。ホッカイドウ競馬は充実した2歳重賞体系に加え、2012年門別競馬場に冬季も利用可能な屋内調教用坂路コースが新設され、早い時期から多くの活躍馬を送り出し、このレースでも歴代9頭の勝ち馬を輩出。さらに勝ち馬のみならず一昨年は1着から5着までホッカイドウ競馬勢が掲示板独占、昨年も2着デンバーテソーロ以外はすべてホッカイドウ競馬勢と大活躍しています。

 今年もエーデルワイス賞の検討はホッカイドウ競馬の面々から入りましょう。

 プリモジョーカーはJRAの芝に挑戦したレースを除けば、地元門別競馬場で3戦3勝。前走・リリーCでは逃げて他の追随を許さず3馬身差で勝利し、重賞初制覇。昨年、北海道2歳優駿を制しNARグランプリ2歳最優秀牡馬を受賞したイグナシオドーロの半妹。エーデルワイス賞で過去5勝を挙げている角川秀樹厩舎所属というのも心強く(2008年アンペア、2009年オノユウ、2012年ハニーパイ、2015年タイニーダンサー、2017年ストロングハート)、兄以上の活躍に期待がかかります。

地元では負けなしのプリモジョーカー(写真は19年函館2歳S出走時、撮影:田中哲実)


 角川厩舎のもう1頭・アザワクも有力馬。こちらも芝への挑戦を除いて門別競馬場で3戦3勝。デビュー戦は7馬身差、2戦目は8馬身差と逃げて圧勝続きでしたが、前走はスタートで躓いて最後方からの競馬に。それでも直線で外に出すとあっという間に他馬を差し切り1着。図らずも出遅れたことによってその強さが際立つ結果になりました。

前走は出遅れながらも勝利したアザワクにも注目(写真は19年函館2歳S出走時、撮影:田中哲実)


 コーラルツッキーは6月の栄冠賞で牡馬に混じって3着。8月のフルールCで3勝目を挙げて重賞初制覇。前走・リリーC7着からの巻き返しなるか?8枠14番と外枠になりましたが、スタート後の立ち回りに注目です。

フルールCの覇者コーラルツッキーも侮れない(写真は19年フルールC優勝時、ユーザー提供:史緒さん)


 グローリアスレゴンはリリーC2着、フローラルC3着と重賞で2戦続けて馬券圏内確保。4戦1勝【1-1-2-0】と安定感ある走りで、今回も上位争いに加わる可能性も。

 レインズパワーはフルールCでコーラルツッキーの2着。前走は2歳オープン戦で牡馬相手に2勝目を挙げました。こちらもスピードある1頭で、先行争いから目が離せません。

前走、牡馬相手に2勝目を挙げたレインズパワーもスピードを武器にダートグレード競走に挑む(写真は19年JRA認定フレッシュチャレンジ優勝時、(C)netkeiba.com)


 他にもイノセントCで1番人気8着だったクモキリも巻き返しの可能性があって、軽視できない存在。

 対するJRA勢4頭は今回すべて1勝馬で、戦歴も少なく比較は難解。その中でも鞍上を含めて注目を集めそうなのがデビルスダンサー。前走・中山の未勝利戦では好位からの競馬で先行勢を交わし、競り勝ってゴール。前に行きそうな馬が多い今回のメンバーで、この経験は好材料。先週の東京盃でダートグレード競走初制覇を果たした藤田菜七子騎手、早くも重賞2勝目を挙げることができるでしょうか。

先週の東京盃で重賞初制覇を果たした藤田菜七子騎手が騎乗するデビルスダンサー(写真は19年2歳未勝利優勝時、撮影:下野雄規)


 ニシノミンクスは新馬戦で出遅れが響いて2着。続く前走は先行して単勝1.7倍の人気に応えました。今回もスタートがカギになりそう。

前走でキッチリと巻き返したニシノミンクスにも注目(写真は19年2歳未勝利優勝時、撮影:小金井邦祥)


 キラットダイヤは、3日のレディスプレリュード、6日の毎日王冠と重賞を立て続けに勝利し絶好調の戸崎圭太騎手と初コンビで望みます。

キラットダイヤは重賞勝利で勢いに乗る戸崎騎手が騎乗する(写真は19年2歳未勝利出走時、ユーザー提供:みゅキティさん)


 9月14日に中山の新馬戦(ダート1200m)でデビュー勝ちしたばかりのウィーンソナタも参戦。JRA勢は各馬とも初の地方競馬、初のナイター競馬で自分の競馬ができるかどうかが若駒たちにとって試練となります。

先月デビューしたばかりのウィーンソナタ(写真は19年2歳新馬優勝時、撮影:下野雄規)


【今回のイチオシ馬】
・プリモジョーカー
リリーC組優勝。前走同様に自分の競馬ができれば自ずと結果を出すことができそう。

【気になる馬】
・アザワク
馬名のアザワクとは体力とスピードに優れた、ドッグレースで活躍する犬種名だそう。カレンブラックヒルの初年度産駒で、パワーとスピードと兼ね備えた父の血を受け継ぎ、今回も激走できるか大注目です。

 ホッカイドウ競馬勢、中でもプリモジョーカーとアザワク、角川厩舎所属の2頭が有力視される今年のエーデルワイス賞。果たしてJRA勢の台頭はあるのか?藤田菜七子騎手の参戦も含め、門別競馬場に全国の競馬ファンの注目が集まります。年末の全日本2歳優駿はもちろん、来年の南関東競馬クラシック戦線に向けても見逃せない戦いです。

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埼玉県出身。フリーアナウンサー。競馬好きが高じてこの世界へ。2001年から15年間、グリーンチャンネルで「中央競馬全レース中継」のキャスターを務める。2016年度から「グリーンチャンネル地方競馬中継」のコメンテーターとして出演。さらに全国各地の競馬場のトークイベントに参加するなど、中央競馬・地方競馬の垣根を越えて活躍中。

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