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【菊花賞】重い馬場になれば波乱

  • 2019年10月16日(水) 18時00分
馬場虎太郎

重いコンディションだった2017年菊花賞


「ウマい馬券」で4年連続プラス収支(回収率100%超)を叩き出す馬場虎太郎氏が、トラックバイアスをもとに馬場を分析。その結果をベースに週末のレース傾向を展望し、主に日曜メインレースの「注目の1頭」を紹介していく。

馬場コンディションが重くなったほうが人気薄の台頭に期待できる


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 先週の京都芝は台風の影響をうけ、3日間通して重めの馬場コンディションで開催された。

 特に土曜は、極悪馬場。2017年菊花賞当日以来の重いコンディションだった。

 2017年菊花賞は勝ち馬が1番人気のキセキ。2着には10番人気のクリンチャー。3着には13番人気のポポカテペトル。4着には11番人気のマイネルヴンシュ。3連単は55万馬券の大波乱となった。

 当時、「ウマい馬券」にて私が公開した予想ではクリンチャー、ポポカテペトル、マイネルヴンシュ、スティッフェリオの4頭を評価。この4頭うち2頭以上が3着以内に好走する買い方を推奨。1人気のキセキを加えるだけで3連複を的中することができた。推奨した買い目の中では、最も安い払戻金にはなってしまったことも含めて、思い出深いレースだ。

 今年の菊花賞の出走予定馬をみると、神戸新聞杯で上位に走ったヴェロックス、ワールドプレミアの2頭は強い。軽い馬場コンディションになった場合はカタい決着になりそうだ。

 ただし、重い馬場になった場合、上記2頭が順当に力を出せるとは限らない。今週も週末の天気予報は良くない。現時点での雨量を予想するのは、競馬の予想以上に難しいが、馬場コンディションが重くなったほうが人気薄の台頭は期待できる。ここでは、重い馬場コンディションになることを祈りつつ「重い馬場」の推奨馬を挙げたい。(なお、私の馬場判定による「重い馬場」とするJRAの発表は一切気にしない。当日の私の馬場判定はウマい馬券「競馬研究所」にて発表する)

 メイショウテンゲンの前走セントライト記念はトラックバイアス「内有利・前有利」。内を通った馬、先行が恵まれたレース。外枠から出遅れて終始外を通る形では絶望的だった。

 馬自身の戦歴を振り返っても、重い馬場コンディションで行われた重賞の弥生賞を勝利した際のトラックバイアスが「外有利・差し有利」。

 2走前のダービーもトラックバイアス「内有利・前有利」。

 器用さにかける重い馬場巧者。軽い馬場。内を器用に回ることが要求される競馬では、まったく力を出せない。

 重い馬場コンディションで行われた場合の菊花賞は、近年では2017年や2012年のように後方待機馬が上位を独占するケースも目立つ。2017年と2012年の2回はどちらもトラックバイアス判定は「超差し有利」。後ろにいればいるほど恵まれる状況になっており、流れに乗れない不器用な馬が走りやすい。有利なぐらいだ。

 当日の馬場コンディションが重くなるようであれば、凡走続きの近走から一変も期待できる。

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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