過去10年において、ファンタジーS勝ち馬が阪神JFでも馬券に絡んだケースは、18年ダノンファンタジー(1着→1着)と11年アイムユアーズ(1着→2着)だけ。現時点での完成度や1400のスピードを重視すべきレースといえる。18年はキンシャサノキセキ産駒ジュランビル(6人気3着)、17年はキンシャサノキセキ産駒ベルーガ(5人気1着)、16年は母父フジキセキのショーウェイ(12人気2着)と、フジキセキの孫が3年連続で穴をあけている。ここで取り上げた5頭はフジキセキの血は引かないが…。(解説:望田潤)
エレナアヴァンティ ミエノドリーマーの全妹でヒラボクインパクトやダノンエレガントの半妹。母ドリームカムカムはJRA8勝、オープン特別3勝(いずれも芝1200)の活躍馬。3代母デュネットは仏オークス馬でフレンチグローリーの母。アドマイヤムーン×メジロライアンはムーンエクスプレスと同じで地力と粘りのある配合だ。脚質や適性も似ていてベストは1400だろう。上がりのかかるレースになれば食い下がれそう。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○
ケープコッド アゴベイの姪で