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【エリザベス女王杯】混戦を断つのは「こちら」の3歳馬!

  • 2019年11月03日(日) 18時00分

■エリザベス女王杯(G1・京都芝2200m)フルゲート18頭/登録19頭


★3行でわかる!エリザベス女王杯 攻略の糸口

1.5歳以下馬が好成績。条件によって取捨を選択すべし!
2.かなり内枠有利。内枠の人気馬と中枠の人気薄重視!
3.外国人ジョッキーが非常に強い。継続騎乗なら即買い!

データ特注推奨馬
 ★現時点ではなし



 エリザベス女王杯の特徴はいくつもあるが、近年とくに目立っているのが、内枠の強さと外国人ジョッキーの強さ。詳しくは後述するが、内枠である馬番1〜6番に入った5番人気以内馬と、中枠である馬番7〜12番に入った6番人気以下馬、そして外国人ジョッキーの騎乗馬を買うだけで、馬券が獲れるといっても過言ではない。

 そして今回の「特注データ」では、年齢別での成績に注目している。最初のデータをご覧の通り、エリザベス女王杯は基本的には5歳以下馬が非常に強いレースである。内容的なよさも目立っているのが3歳馬と4歳馬で、こちらはいずれも複勝率25%前後という高い数値をマーク。それに比べると5歳馬はやや見劣りするが、狙うべき対象はハッキリしているので、馬券はかなり買いやすい。

 まずは3歳馬から。今年は秋華賞馬クロノジェネシス、オークス馬ラヴズオンリーユーなどがエントリーしてきたが、買いやすいのはやはり秋華賞の上位馬。具体的にいえば、前走秋華賞で3着以内という結果を残した馬が「買い」となる。最近はぶっつけの馬もレースで結果を残すようになってきたが、データ的にはやはり久々は割引。となると、臨戦過程から「買い」といえるのは、秋華賞馬クロノジェネシスだけだ。

 4歳馬については、鞍上が外国人ジョッキーかどうかが最大の取捨選択基準となりそう。具体的には、スミヨン騎手が騎乗予定であるラッキーライラック、デットーリ騎手が騎乗予定というゴージャスランチ、マーフィー騎手が乗る想定のポンデザールが、プラス評価の対象馬となるか。日本人ジョッキー騎乗馬が「消し」というわけではないが、外国人ジョッキー騎乗馬のほうが期待できるのは、データからも明らかである。

 そして5歳馬だが、こちらは「鞍上が継続騎乗するかどうか」でふるいにかけたい。馬券に絡んでいるのはすべて継続騎乗組で、鞍上が乗り替わった馬はトータル[0-0-0-28]と全滅。特別登録のある5歳馬はアルメリアブルームとブライトムーンの2頭だけなので、こちらは枠番が出てからでもサクッと取捨が行えることだろう。

 特注データの対象馬は「現時点ではなし」としたが、ここで名前をあげている馬で、他に強い材料がある馬であれば、狙ってみる価値は十分。枠番を加味するだけでも、馬券の対象はかなり絞り込めるはずだ。

【コース総論】京都芝2200m外 Bコース使用

・コースの要所!

★3番人気以内馬の強さが目立つコース。人気薄では7〜9番人気の内容が良好。
★かなり内枠有利&外枠不利。馬番1〜8番に入った馬は人気薄でも侮れない。
★先行勢と中団待機組の成績が拮抗しているが瞬発力の要求度はかなり高い。





 正面スタンド前からスタートして、外回りをぐるりと1周するコース形態。最初のコーナー進入まで約400mと余裕があるので、パターン的には外枠の不利はそれほどないはずなのだが、実際はそうではないのが面白いところだ。最後の直線も長いが、急坂コースではないので前も粘れる。展開による有利・不利は小さめといえるだろう。

 まずは人気別成績だが、1番人気を筆頭に上位人気は総じて好内容。3番人気以内馬はトータル[25-16-9-52]で連対率40.2%と高信頼度で、回収値ベースの数値も上々。人気馬がしっかり期待に応えてくれるコースといえるだろう。それだけに極端な人気薄は狙いづらいが、7〜9番人気や10〜12番人気の内容は悪くない。ヒモでは十分に狙えそうだ。

 次に枠番だが、これがイメージ以上に内枠有利。京都芝外回りの中距離以上は、なぜか極端に内枠有利なデータが出ることが多いが、このコースも同様である。素晴らしい内容なのが馬番1〜4番で、単勝適正回収値102.1、ギャップ値プラス0.9と、信頼度の高さだけでなく爆発力も十分。馬番1〜8番に入った馬をプラスに評価したいコースだ。

 脚質面は、先行勢と中団待機組の成績が拮抗。ただし、クラスが上がれば上がるほど差し優勢になるのが中距離戦の「基本」で、上がり3F順位の上位馬が好成績を残していることからも、勝ち負けに高いレベルの瞬発力を要求されるコースといえるだろう。もちろん展開にもよるが、中団やや前あたりがおそらく、ベストポジションだ。

【レース総論】エリザベス女王杯(G1) 過去10年

・レースの要所!

★コースデータよりも格段に波乱傾向が強め。人気薄の1着も十分にある一戦。
★やはりかなり内枠が有利。注目すべきは、内枠の人気馬と中枠の人気薄か。
★勝つ確率が高いのは中団から差す馬。2〜3着馬には先行勢が残る傾向が強い。
★勝ち負けになるのは前走G1〜G2組。継続騎乗組や外国人騎手の強さも目立つ。








 レースの平均配当は、単勝1557円、馬連1万4310円、3連複2万3877円と、メチャクチャ高め。超・大波乱決着だった2009年の影響が強いが、その後もコンスタントに荒れている印象で、コースデータよりも波乱傾向は格段に強い。とはいえ、狙って獲れるレベルのちょうどいいカンジの荒れ模様なので、馬券は買いやすいはずだ。

 1番人気馬は複勝率こそ70.0%と高いが、勝ったのは過去10年でたったの1回。買うべきではあるが過信は禁物といった印象で、ここは1着に「穴」を狙ってみるのも面白そうだ。信頼度と爆発力のバランスがいいのは4〜6番人気だが、7〜9番人気や10〜12番人気も積極的に狙っていきたいところ。ただし、13番人気以下となるとさすがに期待薄なので、こちらはサクッと「消し」で勝負したい。

 かなり重視すべきなのが枠番である。コースデータでも内枠有利&外枠不利という結論だったが、それがレースデータになるとさらに加速しているイメージ。内枠である馬番1〜6番に入った人気馬は猛烈に強く、5番人気以内に限れば連対率38.9%、複勝率61.1%、複勝回収値127という素晴らしい内容となる。それとは対照的に、6番人気以下馬は内枠であってもイマイチな結果。こちらは、5番人気以内だけを狙うのがオススメだ。

 そして中枠である馬番7〜12番だが、こちらは人気薄を積極的に狙っていきたいところ。5番人気以内馬と6番人気以下馬を比較したデータでは、なんと勝率や連対率にほとんど差が出ていない。「中枠の6番人気以下馬」は単勝適正回収値219.3、複勝回収値152と、爆発力の強さも申し分なし。ここから流す3連単や3連複は、ハマれば場外ホームランまで狙えそうである。

 脚質データからは、勝つ確率が高いのは中団待機組だが、2〜3着には先行勢が粘るケースが多い──という、レースの決着パターンが見えてくる。勝ち負けに末脚のキレが要求されているのは、最速上がり馬の好成績からも間違いなし。とはいえ、連対率や複勝率は中団待機組よりも先行勢のほうが高いわけで、おのずと「差し→先行」決着が多くなる。あとは、後方待機組が全滅に近いのもしっかり覚えておきたい。

 面白いのが「前走で最速上がり」だった馬が不振であるという点だ。末脚のキレは重要だが、それ一辺倒ではなかなか勝てないのがG1というもの。中団のポジションを確保し、そこから速い脚を繰り出していたような馬のほうが、信頼度は高いといえる。前走での上がり3F順位は、1位ではなく「2〜3位」だった馬をプラスに評価したい。

 前走クラス別成績からは、前走が「G1・G2・海外」だった馬しか勝負になっていないのが見てとれる。前走2勝クラスの馬も2回の馬券絡みがあるが、それと同じパターンを狙い打つのは、いかにも効率が悪い。休養明け初戦だった馬の成績はイマイチなので、素直に前走秋華賞組や前走府中牝馬S組などを重視するスタンスを推奨する。

 最後に騎手関連データだが、鞍上の乗り替わりはここでは大幅マイナス。G1らしく、ハッキリと「継続騎乗>乗り替わり」という結果が出ている。あとは、外国人ジョッキーが見せている異様なまでの強さも大きな特徴。鞍上が乗り替わる場合でも、外国人ジョッキーが騎乗の場合については、評価を割り引く必要はない。もっとも高い評価となるのは当然、外国人ジョッキーが継続騎乗する場合だ。

【血統総論】


 血統面では、ディープインパクト産駒、ハービンジャー産駒、ステイゴールド産駒、ルーラーシップ産駒をプラス評価の対象とした。常に過剰人気気味となるディープインパクト産駒だが、当コースでの複勝率はなんと41.2%という高さ。ただし、3着に取りこぼすケースも多いので、過信は禁物だろう。勝率が21.4%と非常に高いルーラーシップ産駒のほうが、コース適性は高い印象。ハービンジャー産駒とステイゴールド産駒も、かなり高いコース適性の持ち主である。

★特別登録馬 総論×各論

 前述したように、エリザベス女王杯は枠番の影響が非常に大きいレース。外枠に入った馬は評価を大幅に割り引く必要があるため、現時点での評価が非常に難しい。「内枠の人気馬」と「中枠の人気薄」に該当するのがどの馬になるのか、外国人ジョッキーの騎乗馬や鞍上が乗り替わる馬がどれになるのかも把握しきれていない状況なので、あまり現時点で序列を付けたくない──というのが正直なところだ。

 特注データの項目で名前を挙げているのが上位評価の候補ではあるのだが、それ以外にクロコスミア、スカーレットカラーなども侮れず、かなりハイレベルなメンバーであるのは間違いなし。そして、「適度に」波乱傾向が強いレースであるのも、忘れてはならないポイントだろう。圧倒的な人気を集める馬がいたとしても、過信が禁物であるのは間違いなし。ちょっと「ひねって」考えるべきレースだろう。

 扱いがいちばん難しいのは、ラヴズオンリーユー。最近のパターンだと「ぶっつけでもノーザンならば問題なし」という判断をすべきなのだろうが、エリザベス女王杯を久々で勝ち負けした馬がいない以上、データ的には評価を割り引きたくところ。前走が最速上がりであるのも、気がかりなポイントだ。外国人ジョッキーの継続騎乗という強い材料もあるだけに軽くは扱えないが、人気次第では、ケンカを売ってみるのもアリか。

 逆に、同じ3歳馬でもクロノジェネシスはかなり力を入れて買いたい。評価を割り引くポイントはとくに見当たらず、プラス評価となった項目はかなり多め。中団やや前のポジションが取れるタイプであるのも、このレースでは強調材料だ。人気馬の信頼度が非常に高い「内枠」にでも入れば、ここで勝ち負けできる確率はさらに上昇するはず。現時点での評価が高いトップ評価候補として、名前をあげておこう。


■総論×各論・先々週の馬券回顧




相手を間違えた(#^ω^)ビキビキ

 02アーモンドアイの1着固定は正解も、絞った相手が10サートゥルナーリアではドモナラズ。さらに、09ダノンプレミアムの評価が低かったので、さらにドモナラズという結果でございました(鈍痛)。それにしてもアーモンドアイは本当に強い。だからこそ、もっとレースに出てきてほしい……と思うのは贅沢なんでしょーかね。あとは、アエロリットの粘り腰も印象的でござったよ、ニンニン。

※コース&血統データは2013年以降、レースデータは2009年以降が集計対象です。
※ギャップ値(G値)は、当該条件における「平均人気-平均着順」を表すもの。プラスの数字が大きければ大きいほど、優秀な内容となります。

【予想】小林誠の勝負予想は『ウマい馬券』でチェック!

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競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。

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