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【武蔵野S】毎年ニジンスキー持ちが上位を賑わせる 大箱ダートでシアトルスルーの血にも注

  • 2019年11月03日(日) 18時00分
大箱ダートの重賞らしく、サンライズノヴァ(18年1着)、クインズサターン(18年2着)、サンライズソア(17年2着)、タガノトネール(16年1着,15年2着)、ゴールドドリーム(16年2着)、カフジテイク(16年3着)、ワイドバッハ(14年1着)と、ニジンスキーの血を引く馬が毎年上位を賑わせる。取り上げた馬では、グルーヴィットとスウィングビートがニジンスキーの血を引く。また17年はインカンテーションとサンライズソア、シアトルスルーの血を引く馬のワンツーだった。シアトルスルーのラインもダートをストライドで走る系統だけに、東京では常に注意が必要。(解説:望田潤)

エアアルマス
 エアマックールの甥。3代母エンジェリックソングはレディバラードの母でダノンバラードやスーパームーンの母母で、グロリアスソングやデヴィルズバッグの全妹にあたる超良血だ。父マジェスティックウォリアーはホープフルS(米G1・ダ7F)に勝ったエーピーインディ系でベストウォーリアの父。典型的な北米血統でダートに転じるや破竹の3連勝。母父がエンパイアメーカーなので、前走のように外目で揉まれず先行だと強い。マイルのHペースでどう運ぶか。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○

グルーヴィット
 フェイズベロシティの3/4弟で、3代母エアグルーヴは名牝名繁殖。エアグルーヴ牝系はドゥラメンテなどキングカメハメハとの配合で大物が出ており、ロードカナロアとの相性も悪いはずがなかった。NHKマイルCは直線スペースがなかったが、中京記念やファルコンSを見てのとおり、

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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