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【レース回顧】アドマイヤマーズでの富士S、グローリーヴェイズでの京都大賞典を回顧

  • 2019年11月05日(火) 18時02分
「Road to No.1」

▲今週は富士Sと京都大賞典のレース回顧 (C)netkeiba.com


今週のテーマは「重賞レース回顧」です。アドマイヤマーズで挑んだ富士S、グローリーヴェイズで挑んだ京都大賞典、どちらも1番人気の支持を集めてのレースでした。ミルコ騎手が感じた、率直な思いを語ります。

(取材・文=森カオル)


頑張ることを嫌がっていたかもしれない


──今回も10月の重賞回顧です。まずは富士S(アドマイヤマーズ・1番人気9着)から。直線はかなりモタれて、追いづらそうな場面がありましたね。

ミルコ やっぱり久しぶりの分がありましたね。難しいね、ホントに。1週前の追い切りに乗ったときは、バッチリの感触だったんだけど。けっこうビッシリ追って、いい時計も出てましたし、いい感じだなと思ってたんだけど、やっぱり競馬に行ったらまた違いましたね。

──スタートもちょっと後手を踏む感じで。

ミルコ ゲートのなかでイライラして、ちょうど蹴っているときにゲートが開いてしまって、タイミングが合わなかったですね。それで半馬身くらい出遅れて。でも、ポジション自体はそんなに悪くないと思ってた。長く脚が使える馬だから、一番スムーズに運べるところに行きたくて、豊さん(ロジクライ17着)の後ろに付けて。

 勝った馬(ノームコア)は僕の後ろだったから、考えてみれば一番いいところだったかもしれない。でも、直線に向いた時点で、もう全然頑張れない感じでしたね。

「Road to No.1」

▲富士Sを制したのは、春にヴィクトリアMを勝利しているノームコア (撮影:下野雄規)


──直線に向いたところで、すでに「あれ?」っていう感じだったんですか?

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Road to No.1 世界一になる / ミルコ・デムーロ
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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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