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先週の競馬、そして今週のエリザベス女王杯

  • 2019年11月08日(金) 12時00分

騎手は様々なことがある中で戦っていかなければならない


 月曜日に浦和競馬場で行われたJBC、大盛り上がりでしたね。

 その一方で、戸崎騎手が落馬をしてしまい、想像以上にケガの度合いが酷かった様子。

 手術は無事に行われたとのことで、戸崎騎手も復帰に向けて過ごしていくとのこと。

 この秋は特にダノンキングリーでのGIも控えていただけに、ショックは非常に大きいものがあったと感じます。

 あのダノンキングリーでの前走後「ゲートの中で他馬のガタガタする音に反応して遅れてしまった。今回は馬の力で勝てたようなもの。本当に能力が高い」と話されていただけに、私もショックでした。

 騎手はケガや乗り替わりなど、様々なことがある中で戦っていかなければならない職業。個々につらいことや耐えなければならないことがあるだけに、それを救ってくれるのが勝利。

 そういった意味で言えば、JBCスプリントで完璧な騎乗振りを見せての勝利となった御神本騎手もそう。2年のブランクからの復帰もあり、以前対談をした際「元の場所に戻れるまでには、自分の為に必死になって動いてくれた方々がいた。昔の自分はダメダメだった。少しでも恩返しがしたい」と話されており、普段のトレーニングはもちろんのこと食事の面まで気を配られていました。あの関節の柔らかさは努力の賜物。天才だけではない日々の歩みも感じ、本当に素晴らしい勝利だったと感じます。

 さて今週末はエリザベス女王杯。

 栗東からケハイの良さを感じたのは、スカーレットカラー。前軸の踏み込みが力強く、ようやく前後のバランスもシッカリとしてきた様子。

 喜多助手も「軸がブレナイ。前回は輸送もあったので、そこも考えて作りましたが、今回はシッカリ攻めた中でも、ひょっとしたらプラス体重となるかも?今までで1番の状態にあると思います」と、かなり楽しみにされている様子でした。

 それもそのはず、この馬は2度、GI前に体調が整わず出走を断念している過去があり、それだけに今回は待望の出走。

 前走は左回りでの快勝となりましたが、もともと右回りの方がパフォーマンスの高さも。

 よって今、本当に充実している証のように思えます。

 それでは皆さん、よき週末を。ホソジュンでした。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。その後2000年にはシンガポールにて日本人女性初の海外勝利。2001年6月引退。通算成績493戦14勝。海外2勝。 現在はホース・コラボレーターとしてTV、ラジオ出演の他、文芸ポストにおいて短編小説「ストレイチャイルド」発表するなど、幅広い活躍を見せている。

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