中山芝3600のマラソンレースで、13-14年はゼスペラードが連覇、15-17年はアルバートが3連覇。上位入線馬の血統をチェックすると、ノーザンテースト、トニービン、ロベルトの血を引く馬が目につく。アルバートはノーザンテーストとトニービン、デスペラードはブライアンズタイムとトニービン、フェイムゲームはトニービンとノーザンテースト、カムフィーはノーザンテーストとリアルシャダイを持つ。昨年も父ハーツクライのアドマイヤエイカンが2着で、母父ブライアンズタイムのモンドインテロが3着だった。(解説:望田潤)
アルバート インティライミやサンバレンティンの甥で、アロマティコやアンデスクイーンも近親。母母アンデスレディーがハイペリオン4・5×7、父の母ベガがハイペリオン4・6・6×5、父父の母フォールアスペンがハイペリオン3×4。父母からハイペリオン的スタミナを受け、それが完全開花してからは長距離王の座にずっと君臨してきた。長欠明けの京都大賞典は大敗を喫したが、さすがにピークは過ぎた感も。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○
ヴァントシルム ショウナンラグーンの半弟で、母母メジロドーベルはオークスと秋華賞とエリザベス女王杯(2回)に勝った名牝。メジロ牝系でも屈指のスタミナを誇り、