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【チャンピオンズC】短期免許騎手の芝ダート成績差

  • 2019年11月26日(火) 12時00分

基本的に芝のレースでキャリアを積んできた外国人騎手たち


 この秋は短期免許の外国人騎手が多数来日し、有力馬にも騎乗している。今週のチャンピオンズCにも騎乗がある。

 これらの騎手は基本的に芝のレースでキャリアを積んだ人たちなので、ダートでどの程度良さが出るかは気になるところだ。そもそも馬乗りが上手いわけだし、オールウェザーなどの経験もあるしダートで悪いことはないのだろうが、芝との成績差は気にしておきたい要素だ。そこで今回は先週に続き資料編というか、来日中の短期騎手について、JRAの芝・ダートにおける成績差を列挙してみよう。

回収率向上大作戦

※通算成績

 別にチャンピオンズカップに限らず一般戦でも参考にできるので、いま居る全員について記しておいた。スミヨン騎手とマーフィー騎手は芝>ダートで、ダートではちょっとお客さんの投票のほうが伸びすぎている印象。デットーリ騎手とビュイック騎手は芝ダートの成績差が小さく、デットーリ騎手はどちらでも回収率が高い。注目すべきはムーア騎手で、勝率も複勝率もダート>芝。人気になっているはずなのに回収率もかなり高い。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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