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いざ、有馬へ。令和元年有馬記念キャンペーン(第3回・中野雷太さん)

  • 2019年12月07日(土) 18時00分
 JRA電話・インターネット投票会員を対象とし、各賞それぞれの対象レースを500円分以上ご購入した方の中から抽選50,000名様に豪華賞品があたる「いざ、有馬へ。令和元年有馬記念キャンペーン」の特設ページがJRAサイトにて公開された。サイト内のスペシャルコンテンツ「待ちきれない有馬記念」に登場している4名のコラムを、netkeibaでも4回に分けて特別配信!

 第3回の配信は数々の名実況でお馴染みの「ラジオNIKKEI」中野雷太さんです!

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■令和のGIを振り返る

時代の流れ。馬も人も優秀な女性が増えている。


 ウオッカとダイワスカーレットから始まった「強い牝馬」の流れがいまだに続いていることを、リスグラシューとアーモンドアイによって実感させられました。リスグラシューは宝塚記念で先行した走りにも驚きましたし、あの短い直線(173m)で後方から突き抜けたコックスプレートも大きなインパクトがありましたよね。アーモンドアイも、あのメンバーの天皇賞(秋)であれだけの着差をつけたら、もうナンバーワンと思うしかないです。

 そんな流れは、じつは人間社会でも同じだと思っています。どちらが先かはわかりませんが、僕の周りでも優秀な女性がどんどん増えているのは実感しています。

 また、今年は海外競馬の馬券発売レースが多く、日本馬も好成績を残しました。そんな中、凱旋門賞での日本馬の不振は印象的です。エルコンドルパサーからディープインパクト、オルフェーヴルと悲願に近づいてきたものが遠ざかったようで、いろいろ考えさせられました。

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■過去の有馬記念の思い出

条件不問!強い馬が強い勝ち方!


 ダイワスカーレットが逃げ切った2008年の有馬記念は、現在まで続く「強い牝馬」の時代を象徴するようなレースだと思います。よくウオッカと比較されますし、ウオッカのほうがファンも多かったかもしれません。でも力を発揮できる舞台が限られていたウオッカと違って、ダイワスカーレットはどこでも走れる強さを持っていました。また僕は、そういう馬が好きなんですよ。

 名勝負と呼ばれる2008年の天皇賞(秋)も、勝ったのはウオッカですが、しっかり中身を見れば、あのレースで本当に強かった馬はダイワスカーレットだと思うんです。有馬記念では、最後方から差してきた人気薄のアドマイヤモナークが2着でしたが、あれは強い馬が逃げて他の有力な先行馬を突き放したときの、よくある競馬のパターンの一つです。天皇賞(秋)を見ていちばん強いと信じていた馬が、本当に強い勝ち方をしてくれたという意味で、あの有馬記念は思い出深いレースですね。

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■令和最初の有馬記念を迎えるにあたって

競馬の流れを点ではなく線で見ると…


 今年の競馬の流れを線で見ていけば、個人的に3歳世代のレベルは高くないと思っているんです。ダービーは、オークスよりはるかに速いラップなのに勝ち時計は0秒2しか上回っていなくて。それで牝馬が優秀なのかといえば、エリザベス女王杯では3歳馬が古馬にかないませんでした。菊花賞も、タイム的には特筆すべきものではありませんでしたし。

 個人的には宝塚記念と有馬記念はレースの質的に連動するところがあると思っているので、やはりリスグラシューに注目しないわけにはいきません。本当に強くなっていると思いますよ。先行して、あっさり抜け出してくるんじゃないですかね。矢作芳人調教師のやってきたことが、この馬で結実している、形になってきているというパワーのようなものも感じます。

 3歳馬と比べてレベルが高いと考えている古馬勢が人気を落とすようならリスグラシューの相手に買ってみたいですね。凱旋門賞組も、日本でならあんなことはないと思いますしね。

■いざ、有馬へ。令和元年有馬記念キャンペーン
いざ、有馬へ。令和元年有馬記念キャンペーン

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