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【チャンピオンズC】馬群割る豪快Vを演出した川田騎手のポジション取り

  • 2019年12月05日(木) 18時01分
哲三の眼

▲3歳馬のクリソベリルがダート界の頂点に君臨 (c)netkeiba.com


砂の王者決定戦・チャンピオンズCは3歳馬のクリソベリルが無敗Vを達成。ラストは古馬の馬群を割る勝負根性を見せ、一気にダート界の頂点に駆け上がりました。ただ哲三氏がレースで注目したのは、直線の派手なパフォーマンスではなく、インティの後ろを取った川田将雅騎手のポジション取り。豪快な差し切り勝ちの伏線となった1コーナーを中心に解説します。(構成:赤見千尋)

瞬時に絶好のポジション、インティの後ろへ


 チャンピオンズカップは3歳馬クリソベリルが、ゴールドドリームとインティの間を割って差し切り勝ち。初対戦のメンバーが多く、これまでのレースで揉まれた経験もなかったですが、ここ一番でとっておきの勝負根性を見せてくれましたね。

 僕の考えでは、とっておきというのは小出しにするのではなく、ここぞという時にとっておくものだと思っています。そういう意味でも僕の好きな勝ち方でした。

 ただし、大一番で初めての展開でとっておきを出すというのは簡単なことではありません。頑張ったクリソベリルはさすがでしたし、そう導いた川田(将雅)君の騎乗もさすがでしたね。

 一番のファインプレーは1コーナーでのポジション取りでしょう。インティが逃げるというのは

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1970年9月17日生まれ。1989年に騎手デビューを果たし、以降はJRA・地方問わずに活躍。2014年に引退し、競馬解説者に転身。通算勝利数は954勝、うちGI勝利は11勝(ともに地方含む)。

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