スマートフォン版へ

【阪神JF】世界的にも2歳戦に強い名血に注目

  • 2019年12月07日(土) 19時00分
殿堂入り予想家として今週からGIに加えて重賞予想に登場。土曜は昨年◎○▲で3連単26万馬券をGETした中日新聞杯の予想を公開予定です! こちらからご覧いただけます

ジャイアンツコーズウェイの「強さ」とは


「みんなが思っている(オッズ)より強い馬」を買うこと。「みんなが思っている以上に強い馬を出す血統」を知っておくことも馬券では有利です。

 ジャイアンツコーズウェイは、おそらく日本で馬券を買われているファンの間では「強さが過小評価されている種牡馬」ではないでしょうか。

 血統に興味がない競馬ファンに「ディープインパクトの凄さを教えてください」と聞いても、それなりの答えは帰ってくるでしょう。しかし「ジャイアンツコーズウェイの凄さを教えてください」と聞いても種牡馬の名前すら知らない方もいるかもしれません。だからこそ、ジャイアンツコーズウェイの血を持つ馬は日本では期待値が優秀です。

 ダーレー・ジャパン生産でジャイアンツコーズウェイを持つ馬は芝レースの単勝回収率146%。複勝回収率102%。プラス収支。ダートではダートの名門グランド牧場が単勝回収率160%。複勝回収率96%。(グランド牧場は牝系のレベルに加えてスズカコーズウェイが日本のダートで高い能力を発揮することが大きいのですが、同種牡馬の力はジャイアンツコーズウェイに拠ることも大きいのではないでしょうか)

 ジャイアンツコーズウェイは現役時代に欧州のG1を5連勝。しかもたったの3ヶ月弱の期間で成し遂げた体力とガッツには、ただただ感服するしかありません。

 さらに引退レースは米国ダートの最高峰ブリーダーズCクラシックに挑戦。勝ち馬ティズナウとクビ差の叩き合いで2着。フサイチペガサス、レモンドロップキッドらには先着しました。

 種牡馬としても、ダートの本場北米で2年連続リーディング。そして芝でもシャマーダルを輩出。同種牡馬はすでに香港、ヨーロッパでは偉大な存在となっていますが、今後は日本でも今以上に存在感を示すはず。

 今年の阪神JFに出走を予定しているウーマンズハートとクラヴァシュドールはいずれも母父がジャイアンツコーズウェイ系。

 なおジャイアンツコーズウェイはストームバード系。ハーツクライはストームバードを持つ繁殖牝馬とニックス(相性の良い配合)なので、今後ますます注目を集める配合になりそう。

 今年の阪神JFの馬券はどうか?とも思いますが、他のレースでもおいしい馬券を提供することでしょう。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の阪神JF予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング