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【阪神JF】 キャリアの浅い2歳戦ならではの視点から的中を導く

  • 2019年12月10日(火) 18時00分
予想の頭脳

圧巻の逃走劇で、4番人気のレシステンシアが2歳女王を戴冠。来春のクラシックが楽しみになる勝利だった


『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は4、6、3番人気と上位人気での決着ながら、好配当となった阪神JFを的中させた予想家を取り上げます。近年はノーザンファーム生産の人気馬を中心に堅く収まっている傾向のなか、彼らはなぜ2頭の無敗の人気馬を軽視し、伏兵の台頭を予見できたのか。その“頭脳”に迫ります!

自分の持ち味と前走内容を評価して下した◎が勝利



 最初に紹介するのは、奥田隆一郎氏です。離された4番人気で優勝を果たしたレシステンシアを、「直結コースである京都芝1400m外のファンタジーS制覇でコース適性が高い」と本命に。もちろん、単に直結コースというだけでなく、ハイペースで流れるなか「レシステンシアだけは4コーナー2番手から押し切り、レース内容を評価できる」と、前走を吟味したうえでの支持は説得力がありました。

 そして結果は、3連単867.2倍と3連複85.6倍をダブルでゲット。ここまでの今秋のGIレースの戦績を9戦8勝、回収率184%としました。予想結果はこちら

予想の頭脳

コース適性と前走のレース内容から抜擢した本命が、ズバリ的中した



2歳戦独特の難しさを加味し、前走の内容から本命を抜擢



 二人目は馬剣師・匠氏です。人気3頭を評価しつつも、「まだ気まぐれな2歳牝馬」ということで絶対視を避けるところからの予想をスタート。そして、1番人気のリアアメリアは「アルテミスSは強い勝ち方をしていたものの良い勝ち方とは言いがたい」、2番人気のウーマンズハートは「新潟2歳Sを強い勝ち方した程度で1〜2番人気のオッズをガッツリ買えるほど期待値は高くない」などと、それぞれ読み応えある見解を提示して両馬を軽視。

 一方、3番人気3着のクラヴァシュドールを「最後までサリオスに食いついた能力は今年の牝馬では最強レベル」と、前走のサウジアラビアRCを高く評価して本命に指名します。さらに、出遅れをリカバリーして連勝していた6番人気2着のマルターズディオサを、「1勝クラスを卒業したばかりだけど2歳重賞レベルのレースを経験したようなもの」と看破して対抗に抜擢。そして、本命対抗のワイド12.1倍を5,000円と厚く的中させました。予想結果はこちら

予想の頭脳

圧倒的な人気にとらわれることなく、前走の内容を重視し、馬の本質を見抜いたことが的中につながった



師走の中山開催は、中山コース巧者におまかせ!



 師走の中山開催も2週が経過。22日の有馬記念、そして翌週のホープフルSと暮れの大一番が続きますが、そこでチェックしておきたいのが今年、中山で好成績を残したプロ予想家たち。

 なかでも、倉本匠馬氏は先週までの時点で、中山における成績が100万超えのプラス収支で、回収率151%をマーク。まさに“中山の鬼”ともいえる成績を残しています。残り3週となった暮れの中山開催で、懐を温めてくれる力強い味方になりそうです。


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高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券

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