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【ベストパートナー】ヴィクトワールピサ編 「せめて同着で…」ブエナビスタと大接戦の有馬記念

  • 2019年12月10日(火) 18時03分
「Road to No.1」

▲東日本大震災直後のドバイワールドCを制したヴィクトワールピサ (撮影:高橋正和)


今回のテーマは、ミルコ騎手が過去に騎乗した名馬を語る「ベストパートナー」。今回ピックアップするのは、2010年の有馬記念、そして東日本大震災直後の2011年ドバイワールドCを制したヴィクトワールピサです。

早くから騎乗依頼を受けていたというミルコ騎手。念願叶った初タッグの有馬記念で感じた衝撃とは。そして、日本に勇気を与えたドバイワールドCの歓喜を振り返ります。

(取材・文=森カオル)


勝ったと思ったけど、写真判定の結果が出なくて…


──来週はいよいよ有馬記念ですが、ミルコ騎手の有馬記念といえばヴィクトワールピサ(2010年)。今月の『ベストパートナー』では、この馬について振り返っていきたいと思っています。

ミルコ 最高の馬! ヴィクトワールピサには強い思いがありますね。

──そうですよね。有馬記念が初騎乗だったわけですが、本来はジャパンCから騎乗する予定だったとか?

ミルコ そうです。でも、最初に声を掛けてもらったのは皐月賞の前。でも、僕の短期免許期間はもう終わっていたから、どうしようかなと思って。そこで短期免許を取ったら、秋の分が減るでしょう? だから、どうしようかな…と当時は本当に悩みました。

──ということは、皐月賞で乗っていたら、有馬記念は乗れなかった可能性も…!?

ミルコ そうなりますね。結局、皐月賞は岩田さんで勝って、やっぱりいい馬だなぁと思いました。だから、「来年は絶対に乗りたい!」と思ってた。でも、その前にジャパンCで声を掛けてもらって。

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Road to No.1 世界一になる / ミルコ・デムーロ
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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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